渋モダンな宿で1泊2日のリトリート体験。「ブラウンズフィールド」で過ごす1日【千葉・南房総のゆる旅vol.3】

渋モダンな宿で1泊2日のリトリート体験。「ブラウンズフィールド」で過ごす1日【千葉・南房総のゆる旅vol.3】

天井が高く、開放感溢れるダイニングルーム。テーブルに花を活けるのではなく、敷地内で採取した蔦をランプシェイドに絡ませた装飾もこの宿ならではPhoto by Jun Igarashi (c)FASHION HEADLINE

都心から約90分でプチリトリート体験ができる千葉・南房総の里山ある「ブラウンズフィールド」。日帰りで行けるとはいえ、わざわざ足を伸ばしたのであれば、1泊2日たっぷり自然の中に身を置いてはいかがでしょうか。「ブラウンズフィールド」のすぐそばにある宿泊施設「慈慈の邸」を、オーナーの中島デコさんに案内していただきました。


貫禄のある立派な屋敷を改築した「慈慈の邸」。建物の前にはお社があり、この家に住んでいた人々は、祭りがあると御輿を担ぐ人々などに酒や食べ物をふるまう世話役を代々務めていたという歴史があるそうです

カフェや母屋がある「ブラウンズフィールド(Brown's Field)」の拠点から徒歩3分の場所に、2012年にオープンした「慈慈の邸」。デコさんとその夫のエバレット・ブラウンさんが売りに出されていた屋敷を買い取り、立派な瓦屋根などそのまま生かしながら改築した渋モダンな宿です。工事には自然資材を使用し、近所に住む建築専門家の指導のもとに、スタッフみんなで泥レンガを作るところから始めたというから驚き。


天井が高く、開放感溢れるダイニングルーム。テーブルに花を活けるのではなく、敷地内で採取した蔦をランプシェイドに絡ませた装飾もこの宿ならでは

玄関を入ってすぐの場所に広がる、大きなロケットストーブがあるダイニング。今年3月のリニューアルを機に、この宿の女将になったデコさんの次女の中島舞宙音さんが作る本格懐石をここで味わうことができます。


キッチンは「慈慈の邸」の調理場として以外に、デコさんが主宰する「サスティナブルスクール」などの料理教室をする場として開かれています


夕食は海鮮を含めた日本料理をコースで提供。あらかじめ伝えれば、ヴィーガンやアレルギーにも対応した献立を用意してくれます

「オープンから5年間は、私とスタッフで運営していました。要となる料理はマクロビオティックを基本としたものを出していたんですけど、和食に興味を持って割烹旅館で修行を積んだ舞宙音からは、『自分がやるのであれば、魚料理を含めた懐石を出したい』という相談を受けて。今までずっとヴィーガン料理でやって来て、固定のお客さんも付いていたから悩みました。でも、マクロビオティック自体も動物性を否定しているわけではなくて、身土不二と一物全体からなるバランス。だから、彼女が指揮してやるっていう以上は任せよう!って、思い切って決断しました」


宿の各部屋からは庭園の緑や、のどかな里山の景色を眺めることができます

2階建ての館内には純和風の大広間、和室、天蓋ベッドを置く洋室などを完備。グループはもちろん、1名で利用できる部屋もあるので、誰でも気兼ねなく訪れることができるはず。静寂に包まれているはずと思いきや、虫や野鳥、そして水のせせらぎが優しく響き渡る、自然と調和するリラックスした空間です。


自然循環を大切にしているため、洗い場には環境に配慮したシャンプー、洗顔とボディーソープに使える石鹸が備え付けられています。「ブラウンズフィールド」自家製の柿酢リンスも試すことができますよ

自然光がたっぷりと入る、和モダンで上品な佇まいの浴室。青森の職人にオーダーメイドしたという、広々とした檜葉の浴槽があります。グループごとに利用できるため、プライベートな時間をゆっくりと過ごせます。


「慈慈の邸」を案内してくれた中島デコさん。隣接する貸しスペース「蔵ギャラリー」の前で

料理と檜葉風呂に癒された明くる朝には、「ブラウンズフィールド」で早朝から行われる太極拳やヨガのクラス、農作業体験に参加することも可能(開催不定期)。また、オプションでスペシャリストによるマッサージや、カウンセリングなどのセッションも受けられます。

宿周辺は車で20分のところに砂浜が広がるなど、とにかく自然が豊かな場所。ノープランで周囲を散策するだけでも、ここにしかない旅を満喫できるはずです。

>>連載【千葉・南房総のゆる旅】


【施設情報】
慈慈の邸(じじのいえ)
住所:千葉県いすみ市岬町桑田1815-1
電話:0470-62-5401

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