「ストレス」「板ばさみ」「不安」続きだった日々... 課長1000人が平成を振り返る

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JTBコミュニケーションデザイン(東京都港区)は2019年4月12日、「平成の課長調査」の結果を公表した。

本調査対象は現在30〜59歳の、従業員数100人以上の企業で「課長」または同等の職位にある1000人(部下のいない人は除く)と、18〜24歳で従業員数100人以上の企業に勤務し「一般社員」の職位にある200人。メインターゲットである「中間管理職として企業を支える立場の人たち」に平成時代を回顧してもらうと共に、新時代「令和」への思いを尋ねた。

約4割の課長が「最近の5年間」にやる気喪失

 

まず課長1000人に「課長として過ごした平成時代の日々」を振り返ってもらった。回答者全体で多く票を集めたトップ3は「ストレスが多い(46.8%)」、「上司と部下の板ばさみになる(37.1%)」、「課長としてこれでいいのかと不安がある(34.0%)」。以降も「忙しく、時間の余裕がない(32.6%)」、「課長は孤独である(32.1%)」とマイナスな印象を与える回答が続いたが、「30代の課長」に絞ると、「人として成長できる(31.0%)」、「挑戦できる(23.5%)」など前向きな意見も見受けられた。

 

では、課長自身が新入社員だった頃、その目には上司だった「当時の課長」はどう映っていたのか。回答のトップは「課長としての権威があった(29.1%)」、2位「ストレスが多そうだった(28.7%)」、3位「部下から頼りにされている(25.2%)」といった具合だ。一方、一般社員200人による「平成時代の課長」の見え方は、1位・2位が「ストレスが多そうだ(38.5%)」、「忙しく、時間の余裕がなさそうだ(35.5%)」とネガティブな声が続いた。しかし以下は「部下から頼りにされている(33.5%)」、「部下からよく相談されている(27.5%)」と肯定的な回答だ。

 

平成時代の課長の「やる気が失われてしまった時期」については、各年代「最近の5年間」が最多。「30代」が28.0%、「40代」が34.5%、「50代」が44.8%で、高年代層ほど「やる気が失われた」とする割合が高い。その理由は、全年代で「職場の人間関係がよくなかった」がトップ。それぞれ「30代(37.5%)」、「40代(33.3%)」「50代(38.5%)」となっている。

 

「令和」を迎えるにあたっての意気込みも調べている。「まだやれることはたくさんある(35.2%)」が最も高く、次点で「管理職として、もっと成長したい(33.5%)」、「組織の長として、部下を成長させたい(31.9%)」、「新しいことに挑戦してみたい(30.6%)」など、前向きな回答が続く。なお、若い年代の課長ほど「管理職として、もっと成長したい」、「もっと高い役職で仕事をしてみたい」など、上昇志向が強い傾向がある。