映画料金1800円は高い! ネットアンケ回答で最多の「妥当な額」は...

映画料金1800円は高い! ネットアンケ回答で最多の「妥当な額」は...

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大人気の映画「シン・ゴジラ」や「君の名は。」のヒットで、最近も映画館に足を運んで観た人は少なくないだろう。

その一方で、「1800円」(大人)の映画鑑賞料金が「高い」との声が、インターネットに寄せられている。スマートフォンの映画アプリ「映画ランド」を運営するホットモブ・ジャパンが「第1回 映画館及び映画鑑賞に関するアンケート調査」(有効回答10代〜60代以上の個人3031人)の結果を、2016年10月18日に発表。86%の人が現在の映画鑑賞料金が「高い」と回答した。

男女とも10代の映画鑑賞が増える

映画館などの娯楽施設でつくる全国興業生活衛生同業組合連合会(全興連)によると、全国には約3400台のスクリーンがある。映画館といえば、ひと昔前であれば、一つの映画館に1つのスクリーンが一般的だったが、「名画座」を含め、そういった昔ながらの映画館が姿を消し、最近は一つの施設内に複数のスクリーンがあるシネマコンプレックスが増えてきた。全興連は「スクリーン数は増える傾向にあります」と話す。

一つひとつの映画館は上映される作品によって集客が左右されるものの、全体的には好調のようだ。

たとえば、「シン・ゴジラ」や「君の名は。」の大ヒットが続く、配給元の東宝は2016年10月17日、17年2月期決算(連結ベース)の純利益が前期比27.7%増の330億円(従来予想223億円)になると発表。過去最高になる見通しで、主力の映画事業が当初の予想以上に好調なことに加えて、TOHOシネマズなどの映画興行事業も、この中間期の営業利益が前期比0.8%増の65億円と好調だった。「TOHOシネマズ 仙台」や「TOHO シネマズ 柏」をオープンし、スクリーン数も全国で18スクリーン増えて679スクリーンとなった。

映画館に足を運んでいる人も増えているようで、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションが6月に発表した「第5回 映画館での映画鑑賞に関する調査」(対象は全国の10代〜70代の男女。有効回答3207人)によると、直近1年以内に映画館で映画を鑑賞した人は全体の38.7%で、前回(2015年)調査から約3ポイント上昇した。

年代別にみると、10代の鑑賞率の高さが目立つ結果となり、男性10代で55.7%、女性10代で62.0%となり、鑑賞本数も増加傾向にあった。過去の調査からの推移をみると、年間2本以上観る人の割合が増えていて、女性10代では年間5〜11本観ている人が今回の調査で全体の3割に達した。

鑑賞した映画のジャンルは、男性10代で「邦画アニメ」、女性10代で「邦画実写」の人気が高かった。

割引サービスが使えない社会人男性

そうしたなか、大人1800円の映画鑑賞料金が「高い」という人が多いことが、スマートフォンの映画アプリ「映画ランド」を運営するホットモブ・ジャパンの調べでわかった。なんと、86.0%の人が「高い」と回答。「妥当」と答えた人(13.8%)を大きく上回った。

さらに現在の映画鑑賞料金が「高い」と感じる人に、いくらが妥当であると思うか、その料金を聞いたところ、「1100円〜1200円」が49.5%で最多。次いで「1000円以下」が20.7%、「1300円〜1400円」が18.6%、「1500円〜1600円」が11.2%という結果となった。

映画館では、学生割引やシニア割、モーニングサービス、レイトショー、「レディースデー」に「夫婦50割」、「映画サービスデー」といった割引サービスが用意されていて、これらを利用すれば1000円前後で映画が鑑賞できる。「高い」と感じている人が妥当と思っている料金水準は、このあたりのようだ。

ただ、これらの割引サービスは映画館によって対応が異なっており、全国の映画館共通で「1000円」で鑑賞できるのは毎年12月1日の「映画の日」だけ。あとの割引サービスは「映画館がそれぞれ決めて実施しているものです」と、全興連はいう。

とはいえ、インターネットには、

「正規料金で観る人は金持ちだなと思う」
「コーラとポップコーン付きとか、映画のパンフレット付きなら1800円でもいいかなw」
「昔は朝イチの回に行って気に入った映画だと2度、3度と観ることができたが、今はほとんど入れ替え制になってしまったからなあ」
「2本立てなら、1800円でもいいかも」
「総製作費2億ドルとかのハリウッド映画と、お手軽な低予算でつくられたしょぼい邦画が同じ料金っておかしくねぇか」
「レディースデーとかサービスデーをすべて廃止して、代わりに1000円均一にしなさい」

と、やはり1800円の料金が「高い」と感じている人は少なくない。

なかでも、「映画サービスデー」のようなときにしか、割引サービスが使えない社会人男性が不満を漏らしているのかもしれない。

全興連によると、映画鑑賞料金は映画館がそれぞれ設定できるもので、「1800円」でなければ、いけないわけではない。「地方では1600円、1700円の映画館もあります」と話している。