P&G「海洋プラスチック」使った台所用洗剤 容器に使用、国内日用品業界で初

P&G「海洋プラスチック」使った台所用洗剤 容器に使用、国内日用品業界で初

P&G「海洋プラスチック」使った台所用洗剤 容器に使用、国内日用品業界で初の画像

プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G、本社:兵庫)は、海に流出したプラスチックごみ(海洋プラスチック)を再生し、容器の原料に加工した台所用洗剤「JOY Ocean Plastic(ジョイ・オーシャン・プラスチック)を2019年11月上旬から発売する。

海洋プラスチックを再生した製品の販売は、日本国内の日用品業界では初の試みだ。

長崎県に漂着したペットボトル約20万本を再生

製品の容器は、長崎県の海岸に流れ着いたペットボトル約20万本から再生した素材を用いて作られた。容器に配合される割合は25%で、残り75%は耐久性や透明度の兼ね合いから新品のプラスチックなどを使っている。生産本数は55万本で、海洋プラスチック再生製品の一国向け生産量としては世界最大規模だ。

製品の中身は同社が販売している食器用洗剤「ジョイコンパクトモルディブウォーターの香り」と変わらない。

P&Gの報道向け資料によれば、地球上では毎年800万トンのプラスチックごみが海に流出していて、その主な発生源は日本を含むアジア地域だという。同社はこれまで欧州および北米で海洋プラスチック再生製品を販売してきたが、日本への問題周知を目的に、海外でのノウハウを生かした製品開発に踏み切った。

19年11月6日の製品発表会に出席したP&Gジャパン代表取締役社長のスタニスラブ・ベセラ氏は、

「海洋プラスチック問題はこれだけで解決できるわけではない。ただ、このような活動によって消費者や業界に対して、(海洋プラスチック問題を伝える)灯台のような役割を果たすことができるのではないか」

と語った。

想定価格はオープン。