IMF専務理事、米株価「極めて高い」=貿易摩擦激化の回避訴え

IMF専務理事、米株価「極めて高い」=貿易摩擦激化の回避訴え

インドネシアのバリで開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に先立ち、記者会見するラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事=11日

 【ヌサドゥア時事】国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は11日、前日に急落した米株価に関して「相場は極めて高かった」と述べ、過熱感が背景にあるとの認識を示した。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に先立って行った記者会見で語った。米国と中国などによる貿易面の対立が世界経済のリスクだと強調し、摩擦激化の回避に取り組む重要性を訴えた。

 専務理事は金融市場の混乱に関連し、「わずかな風向きの変化が新興国からの資本流出と経済の動揺を誘発する恐れがある」と指摘。通貨急落に見舞われたアルゼンチンなどを念頭に、米国をはじめとした先進国が利上げを進める中で「(新興国からの)資金流出が続く可能性が高い」と警戒感を示した。 【時事通信社】