『新城の囃子曲持』披露 米俵軽々と“俵舞い”中原・新城神社

『新城の囃子曲持』披露 米俵軽々と“俵舞い”中原・新城神社

あおむけで四つんばいになった力士の上で演技する「御所車の蔵入れ」などが披露された「新城の囃子曲持」

 150年の歴史を持つ「新城の囃子(はやし)曲持(きょくもち)」が2日夜、神奈川県川崎市中原区新城中町の新城神社の例大祭で披露され、多くの観客が力技の妙技を楽しんだ。「かながわ民俗芸能50選」の一つで新城郷土芸能囃子曲持保存会主催。

 獅子舞で舞台を清めた後、力士と呼ばれる保存会のメンバーが、約55キロの俵を持ち上げる基本技を披露。続いて約25キロの俵に持ち替え、脚立の上に載せて持ち上げたり、投げたりした。あおむけの力士の腹に俵ときねを載せ、3人で餅つきをする「腹餅」はひときわ大きな拍手を浴びた。保存会が指導している市立新城小の児童7人も舞台に上がり、15キロの俵を担いでみせた。

 保存会の矢嶋一義会長は「かつて稲毛米の産地だったため、米俵を使っている。子どもらも熱心に学んでくれており、この伝統が長く続いてくれれば」と話していた。囃子曲持は、祭りや上棟式などでの力比べが始まりとされ、かつては大師河原や井田地域などでも行われていたが、現在は新城でのみ続いている。