図書館落語楽しんで、大学生が作品披露 相模原で「ふちのべ座」

図書館落語楽しんで、大学生が作品披露 相模原で「ふちのべ座」

高座をしつらえ、扇子や手拭いも使った「としょかん落語@ふちのべ座」。演目は「あくび指南」 =相模原市立図書館大集会室

 落語を楽しみつつ図書館にも親しんでもらおうと企画されたイベント「としょかん落語@ふちのべ座」が9日、JR淵野辺駅近くの相模原市立図書館(神奈川県相模原市中央区鹿沼台)で行われた。イベントに協力した近隣の大学の落語研究会メンバーが古典作品やオリジナルを披露し、約100人の観客の笑いを誘った。

 図書館をあまり利用する機会のない人に足を運んでもらうきっかけにと、同図書館が初めて企画した。図書館近くにキャンパスのある青山学院大、桜美林大、中央大の落語研究会に呼び掛けて実現した。

 高座に上がったのは女性2人を含む7人。各自が用意した出ばやしとともに登場し、「落語を始めたのは大学に入ってから。その前は音楽をやっていたので『奏家(かなでや)風車(ふうしゃ)』と申します」など、まずは自己紹介。「やかんなめ」「粗忽(そこつ)の釘(くぎ)」などよく知られた古典落語を中心に演じた。声色や仕草を変えての登場人物の演じ分けや、作中のこっけいなやりとりに小さな子も笑って楽しんでいた。

 「(イベント名は)平仮名書きにして地名も入れ、親しみやすさをアピールした。初めての試みだが、反応は上々」と図書館担当者。観客のアンケートでは「生で落語を聞くのは初めて」「次を楽しみにしています」の意見も寄せられた。会場入り口で落語に関する本や視聴覚資料を展示したところ、7点の貸し出しがあったという。