働くなら小田原で 20日・都心の若者にアピール 市が合同説明会

 小田原市は、学生や社会人に、地元企業への就職を促すための取り組みを強化する。都心部に住む地方出身者らを対象とした市内企業の合同説明会を20日、都内で初めて企画。観光や子育て、空き物件などの情報も併せて提供し、小田原で住み、働くイメージを湧きやすくする。 

 合同説明会は、小田原箱根商工会議所や小田原公共職業安定所と共催する。アマゾンジャパン合同会社や小田原百貨店、小田原ヒルトン、古川など市内に事業所を持つ20社が参加。各社がブースを設け、採用担当者が自社の業務内容などを説明、その場で採用面接も行う。空き家バンクや都市セールス、農業・漁業への就労に関する情報を提供するコーナーも用意する。

 「小田原は若い世代の流出が多い」。市産業政策課は現状をそう説明する。20代が市外に流出し、定年を控えた55歳以上が市内に流入しているという。地元企業の人材確保を側面支援するため、市はこれまで、高校生が市内企業を訪問する「ジョブツアー」などを実施。若者をいかに市外に流出させないかに重きを置いてきた。

 こうした中、少子化の進展に加え、景気の回復基調で地元企業の採用意欲も旺盛なことから、さらなる対策として、故郷に戻って働く「Uターン」、古里以外の地方で勤務する「Iターン」、故郷に近い中規模都市で働く「Jターン」を考える学生らに着目。同課は「『ちょこっと田舎』でスローライフを味わえる、小田原での仕事や生活に少しでも興味を持ってもらえたら」と期待を寄せている。

 合同説明会は、東京都新宿区の小田急第一生命ビル21階の「東京新卒応援ハローワーク『出会いのフロア』」で、午後0時半から同4時半まで。軽装可で参加無料。採用面接を希望する場合は、履歴書などを持参する。問い合わせは、同課電話0465(33)1514。