海風感じる伊東温泉の「星野リゾート 界 アンジン」で湯上がりビールを

海風感じる伊東温泉の「星野リゾート 界 アンジン」で湯上がりビールを

画像提供:マイナビニュース

週末の、昼に飲むビールほどうまい飲み物はない。そして、それは旅先になるとさらに魅力を増してくるものに違いない……。ということで今回訪れたのが、この春オープンした「星野リゾート 界 アンジン」だ。新幹線を使えば都心から1時間半という近さ、そしてオーシャンビューの温泉に入った後は、海風が感じられるデッキで、飲み放題の湯上がりビールが楽しめるときた。週末の贅沢の極みといえる、この旅館の全貌を紹介しよう。

○船旅のような非日常の世界へ

英国人航海士ウィリアム・アダムス(後に三浦按針)による日本初の西洋式帆船が製造された地である伊東市。その歴史にちなんで、随所に海や船旅を連想させるデザインを施したのが、同旅館だ。

温泉地ということで、まず向かったのは最上階にあるという大浴場。扉を開けると、目の前には太平洋の美しいブルーが広がっている。岩造りの露天風呂も設けられていて、海風を感じながら温泉につかるひとときはまさに至福。単純アルカリ泉のさらさらとしたお湯はマイルドで、いつまでもつかっていられそうだ。

温泉を出て湯上がり処に向かうと、ビールサーバーが設置されており、自由に注いで楽しむことができるようになっていた。航海時代、船乗りたちは水の代わりの飲み物としてビールを船に積んでいたそうで、ここでもテーマの"船旅"がいきてくる。

銘柄はフルーティーでふくよかな香りが自慢の「よなよなエール」と、個性的な味わいの「インドの青鬼」。「インドの青鬼」は、英国からインドまでの長い航海を経ても飲むことができるよう、アルコール度数を高めてホップを多めに入れたことから生まれたIPA(インディア・ペールエール)という種類のものだそうだ。

もし晴れていたら、湯上がり処から続く「サンブエナデッキ」に出てみよう。船の甲板をモチーフにした開放的な空間で、まるで船上デッキにいるかのような気分にひたることができる。そして、昼もいいが夜の雰囲気も素晴らしい。読書をしたり、物思いにふけったりと、非日常の世界を味わうことができるだろう。

○客室ではレコードを聞きながら海を眺めて

そして客室では、ゆったりとした時間の流れを堪能したい。内装は"マリンアンティーク"をテーマとしていて、実際の船で使われていた舵や櫂などを取り入れたアートワークが海へのロマンをかきたててくれる。

部屋のタイプはツイン、ダブル、スイートと3種類があるが、ぜひとも宿泊をお勧めしたいのが、スイートルーム。さまざまな角度から海を臨むことができるよう、複数のソファが設置され、スイートルームのみに備えられたレコード機器からは、アンティークな音色が流れる。ただ海を見て、日常の喧騒から逃れるには最適な空間だ。

もちろん、「星野リゾート 界」のオリジナル寝具「ふわくもスリープ」が採用されているので、ベッドの上での快適な睡眠も保障されている。

○イギリスのエッセンスを取り入れた和会席

料理は、英国人航海士ウィリアム・アダムス(後に三浦按針)にちなみ、ちょっぴり英国のエッセンスを取り入れた和会席となっている。フィッシュ&チップスは、かつおぶしがかかって和風の味わいに。八寸はまるでアフタヌーンティーのように、ハイティーツリーをイメージした3段の器にかわいらしく盛り付けられていた。

「魚介と柑橘の紙盤焼き」など、地元の海の幸や柑橘類をふんだんに使ったメニューも充実している。

○滞在中のアクティビティも充実

この旅館を形作る背景ともなっている、日本初の西洋式帆船を製造した英国人航海士ウィリアム・アダムス(後に三浦按針)の人生をストーリー仕立てで紹介するプログラムも用意されていて、滞在中は退屈することもないだろう。さらに現在、海図を用いた体験プログラムも実施を検討中とのことで、楽しみは広がりそうだ。

ロビーの隣には、トラベルライブラリーもしつらえてあり、旅や船を連想させる書籍が充実。船旅のロマンに思いをはせてみても、いいかもしれない。

「星野リゾート 界 アンジン」は1泊2食付 2名1室で1人あたり2万9,000円〜(税・サ・湯込)。身も心もほぐされる空間は、きっとあなたをいやしてくれるに違いない。
(横山茉紀)

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