川崎重工、ボンバルディア社Cシリーズ用エンジンの燃焼器を初出荷

川崎重工、ボンバルディア社Cシリーズ用エンジンの燃焼器を初出荷

画像提供:マイナビニュース

川崎重工業は6月7日、カナダのボンバルディア社の次期リージョナルジェット機であるCシリーズ用エンジン「PW1500G」の燃焼器を明石工場から初出荷した。同社は米国のプラット・アンド・ホイットニー社と、次期リージョナルジェット機用エンジンPurePower「PW1500G」および「PW1900G」の開発・生産プログラムに「リスク&レベニューシェアリングパートナー(RRSP)」(※)方式で参画している。

PW1500GおよびPW1900Gは、先進ギアシステムの採用により高バイパス比を実現し、従来機に対して16%の燃費改善、50%の騒音低減、加えてCO2・NOxも大幅に削減する特長を有したギアード・ターボファンエンジン。PW1500Gは、ボンバルディア社のCシリーズへ独占的に搭載される。

また、PW1900GはPW1500Gの派生型エンジンで、ブラジルのエンブラエル社の次期リージョナルジェット機であるE190E2とE195E2へ独占的に搭載される。CシリーズおよびE190E2とE195E2は、合計600機以上の確定受注が公表されており、機体に搭載されるエンジンも既に1,200台以上の受注が確定している。

このプログラムにおいて、三菱重工は民間航空機用エンジン向けでは同社初となる燃焼器とファンドライブギアシステム(メインギア)を担当している。燃焼器は同エンジンの中核部位として位置付けられており、エンジン性能の向上に重要な役割を果たしている。今回の燃焼器の初出荷に伴い、今後量産が本格化する。

同社は、1970年代前半に開発された短距離離着陸実験機である飛鳥用エンジン「FJR710」の燃焼器の開発以降、防衛省向け航空機エンジン事業や、国際共同研究において燃焼器の開発および生産に参画してきた。今後も同社は、エンジン開発技術力の高度化、生産基盤の強化を進めるとともに、共同開発・生産プログラムへ積極的に参加することによって、民間航空機用エンジン事業の発展に注力していくとしている。

※リスク&レベニューシェアリングパートナー(RRSP)は、エンジンや補用部品の販売・修理事業等の全ての事業収入を参画シェアに応じて配分を受ける一方、開発・量産・販売に関する全ての費用とリスクを参画シェアに応じて負担する契約方式

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