なぜマダムシンコはバウムクーヘンを作ったのか--新スイーツはわらびもち!?

なぜマダムシンコはバウムクーヘンを作ったのか--新スイーツはわらびもち!?

画像提供:マイナビニュース

マダムシンコのバウムクーヘンが未経験という人でも、ここのバウムクーヘンがおいしいという噂を一度は耳にしたことがあるはず。なんせ、メディアでもひっぱりだこ。しかも海外からも、本社がある大阪にまで取材陣が訪れるほど! 人気の秘密は一体どこにあるのだろうか?

○パティシエのクーデターがきっかけ

マダムシンコのブランドが誕生したのは2006年のこと。経営するのは、20歳で喫茶店を自営したことを皮切りに、不動産、高級クラブ、貴金属などの販売を経て、東京銀座に「銀座シンコ」をオープンした経歴を持つ、マダム信子こと川村信子氏だ。

看板商品はもちろんバウムクーヘン。しかし実は、ブランドオープンから看板商品が誕生するまでの間に、マダム信子氏の経営者としての考え方がパティシエのプライドと衝突し、全パティシエがクーデターを勃発。お店に出てこないという事態が勃発したという。

オープン当初はケーキ屋だったため、パティシエなくしては商品が作れず困惑していたマダム信子氏だったが、手元に一台だけあったバウムクーヘンの機械を見て、「これならプロのパティシエじゃなくても作れる! 」と一念発起。早速、作り方を覚えて、心を込めて作り始めたことから、マダムシンコの快進撃がスタートしたのだ。

もちろん、現在ではプロの職人が丹精込めて作っているが、匠の技で生地を焼き重ねていくことで絶妙な焼き加減を実現。また、「年輪」がないのも大きな特徴で、中央の層はできるだけしっとりとかために、外側の層はふんわりと軽めに仕上げているので、相反するふたつの食感を一度に堪能できるのがうれしい。

○「マダムブリュレ」は母親の味

さらに近年は、バウムの表面にメープルシュガーとフランス産カソナード(赤砂糖)をたっぷり染み込ませてキャラメリゼした「マダムブリュレ」、ソフトクリームのような形状のシューの中にメープル風味のカスタードがあふれんばかりに詰まった「とんがりシュー」の2つを加えたラインナップが、「マダムシンコのこだわりから生まれた3大スイーツ」として人気だ。

マダムブリュレは、マダム信子氏の貧しい子ども時代、無限の愛を与えてくれた母親が作っていたホットケーキの味、同じく幼少期に憧れていたバウムクーヘン、そして、好物のクリームブリュレの良さを掛け合わせて作ったもの。表面を覆うキャラメリゼのパリパリ食感とバウムのしっとりふわふわ食感、そして、口の中で広がるメープルシロップのどこか懐かしい味と香ばしい飴の風味を存分に堪能できる一品だ。

最近では、「大阪土産と言えばマダムシンコ、マダムシンコと言えばマダムブリュレ」を合い言葉に商品展開していると同社。「常温、冷凍、レンジでチンなど、食べ方によって食感の違いを楽しめるのも魅力ですよ」と明かしてくれた。

ソフトクリームのコーン部分とシュークリームをドッキングさせたかのようなインパクトあるビジュアルとボリュームが特長のとんがりシューは、メープルシロップを利かせたとろとろのカスタードクリームと、カリッとしたシューとのマリアージュが最大の魅力。甘すぎず飽きがこない味なので、ぺろりと平らげてしまうこと必至である。

○季節限定の変り種も

さらに、季節の素材を使った期間限定スイーツなど気になる商品が目白押しだが、2017年の夏には、創業期に販売していたわらびもちを元に作った「マダムのわらびもち」という、バウムやシューとはまた一味違った商品も発売されるとか。

また、お中元時期よりアソートが全面リニューアル! ゴールドのインパクトあるボックスにカラフルなカットバウムや焼菓子が詰まったゴージャスな内容なので、ここぞという時の手土産にぜひ活用してみては?

もちろん、自分用にご褒美として買うのもあり。強さとかわいさが同居したアニマル柄×ピンクのパッケージは、手にするだけでワクワクした気持ちをもたらしてくれるもの。食べ終わった後も、大切なものを入れるボックスとして利用すれば、スペシャルな気持ちを長く楽しむことができるに違いない。

さらに、店舗ごとの内装やショーケースのこだわりも見どころ。特に箕面本店の煌びやかさは必見だ。店内でお茶することもできるので、「マダムシンコの世界」をどうぞゆっくりとご堪能あれ。
(松本玲子)

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