シーンで選ぶクレジットカード活用術 第74回 manacaにチャージできるカード

シーンで選ぶクレジットカード活用術 第74回 manacaにチャージできるカード

画像提供:マイナビニュース

東海地方で普及する交通系電子マネー「manaca」は、これまでチャージに使えるクレジットカードが「名鉄ミューズカード」しかなかったが、3月14日から「wellow card manaca」および「wellow card」でも、クレジットからのチャージができるようになる。manacaは株式会社名古屋交通開発機構と株式会社エムアイシーの2社から発行されており、クレジットカードによって対応するmanacaが異なるので、チャージ方法と併せて紹介する。
○名鉄ミューズカード

「名鉄ミューズカード」はエムアイシー発行の記名式manacaのみ、名鉄の主要駅や商業施設に設置された「μstar station(ミュースターステーション)」で、クレジットからのチャージができる。利用には「名鉄ミューズカード」の会員サイト、または「μstar station」で事前にジョイント登録が必要で、クレジットチャージは登録したmanacaを「μstar station」に挿し込み、金額を選ぶだけで完了できる(初回のみ「名鉄ミューズカード」も必要)。駅の「μstar station」は始発から23時まで利用可能。商業施設も利用できる時間が決まっているので、あらかじめ確認しておこう。

「名鉄ミューズカード」はショッピング利用額に応じてミュースターポイントが貯まり、基本は月合計200円につき1ポイント。manacaへのクレジットチャージもポイント対象で、名鉄グループの対象施設をはじめとするポイント優遇店では、常にポイントが2〜3倍。ETCカードの利用もポイントが2倍となる。

名鉄百貨店では基本5%割引(一部対象外のショップ・商品あり)の優待が受けられ、前年の名鉄百貨店での利用額次第で、割引率は最大10%にまでアップ。さらに通常のクレジット利用分のポイントに加えて、食品・喫茶・レストランは200円(税別)につき2ポイント、衣料品・雑貨などは200円(税別)につき1ポイントが貯まる。このほかにも、会員限定のキャンペーンが随時行なわれている。

貯まったポイントは、1ポイント=1円相当として、500ポイント以上100ポイント単位でジョイント登録済みのmanacaにチャージでき、名鉄百貨店・めいてつオンラインショッピングでは1ポイント単位で支払いに利用可能。リトルワールドや博物館明治村のペアチケット、伊勢湾ランチバイキングクルーズ券、岐阜グランドホテル宿泊券、名鉄グループタクシープリペイドカードなどへの交換は1ポイント=1円以上の価値となり、ANAのマイルにも100ポイント→60マイルで交換できる。

「名鉄ミューズカード」の年会費は1,350円。初年度は無料で、年間5万円以上利用すると次年度も無料となる。ワンランク上の「名鉄ミューズカード ゴールドプレステージ」も発行されており、こちらは年会費1万3,500円。「楽Pay」に登録して、リボ手数料の支払いがあった場合は、次年度の年会費が3,000円割引となる。ゴールドプレステージでは年間利用額に応じたポイントのプレゼントや、名鉄百貨店本店直結のスカイパーキングが2時間無料などの特典も受けられる。

なお、エムアイシー発行の記名式manacaは、電車やバスの乗車で貯まる「manaca マイレージポイント」とは別に、事前に「ミュースター会員」へ登録またはジョイント登録することで、名鉄の駅ナカや沿線を中心とした約5,100店の「ミュースターmanaca加盟店」で支払いに使うと、ミュースターポイントが200円につき1ポイント貯まるようになる。「名鉄ミューズカード」でクレジットチャージしたmanacaで、「ミュースターmanaca加盟店」で買物した場合は、合計で200円につき2ポイントが貯まる計算だ。
○wellow card manaca/wellow card

「wellow card manaca」は初のmanaca一体型クレジットカード。名古屋市営地下鉄85駅(上小田井駅と上飯田駅は対象外)の改札機にタッチして入場する際に、あらかじめ設定した残高を下回っていると、自動的に設定額がクレジット払いでチャージされる。初期設定は残高2,000円以下で3,000円チャージとなっているが、名古屋駅・金山駅・栄駅にある交通局サービスセンター(定期うりば)へ行けば設定額は変更可能。manacaの発行元は名古屋交通開発機構となり、名古屋市交通局のバス・地下鉄の定期券も搭載できる(他社線との連絡定期券は不可)。

「wellow card」はクレジットカードとmanacaを別々に持ちたい人向けで、名古屋交通開発機構発行の記名式manacaのみ、「wellow card manaca」と同様のオートチャージができる。利用には「wellow card」発行後、交通局サービスセンターでの申込みが必要で、記名式manacaを持っていない場合は、その場で発行してもらうこともできる。

どちらのカードもクレジットでのショッピング利用額に応じて、発行元であるオリコの「暮らスマイル」が貯まり、基本は月合計1,000円につき1ポイント(スマイル)。年間利用額に応じて次年度のポイント付与率はアップし、50万円以上では1.5倍、100万円以上では1.7倍、200万円以上では2倍となる。manacaへのチャージ分もポイント対象で、松坂屋名古屋店、ビックカメラ、金シャチ横丁などの優待加盟店でクレジット払いをした際はポイントが2倍になる特典もある。

貯まったポイントは各種カタログ商品やギフトカードに交換できるほか、基本1ポイント=5円相当で電子マネーや提携ポイント、Amazonギフト券、iTunesギフトコード、Google Play ギフトコードなどに交換可能。ANAやJALのマイルにも交換でき、選択肢が豊富で使いやすいことが特徴だ。

どちらのカードも年会費は1.350円で、初年度は無料。オートチャージを含むクレジット利用が年1回以上あれば、次年度も無料となる。「wellow card manaca」は国際ブランドがMastercard、Visa、JCBから選べ、JCBは宇宙兄弟デザインとなる。「wellow card」はMastercardのみで、星空デザインと宇宙兄弟デザインの2種類から選択可能。宇宙兄弟デザインには、オリジナルキャラクターの「ウィローちゃん」も描かれている。

クレジットカードからmanacaにチャージできるという点は、「名鉄ミューズカード」も「wellow card」も共通だが、チャージ方法をはじめ機能や特典は大きく異なる。居住地や勤務先、ライフスタイルを踏まえて、自分に合った1枚をチョイスしよう。

(※クレジットカードの用語などは以下を参照)

『シーンで選ぶクレジットカード活用術 (1) 最低限知っておいてほしい基礎知識』

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■ 筆者プロフィール: タナカヒロシ(ライター・編集者)

普段は音楽やエンタメ関係の仕事が多いが、過去に勤めていた会社の都合でクレジットカード本を作ったことをきっかけに、クレジットカード、電子マネー、ポイントなどに詳しくなる。以降、定期的にクレジットカードのムック本を編集・執筆。3月8日発売の『最強クレジットカードガイド2017 本当にトクするカードの選び方・使い方=写真=』(角川SSCムック)では、編集統括および記事の大部分を執筆している。
(タナカヒロシ)

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