歩くことをサポートするアプリ続々 歩数やポイントをためるとさまざまなメリットが

 最近、健康づくりを目的に「歩くこと」をサポートするアプリやサービスが続々と生まれ、注目を集めている。

 暮らしに適度な運動をと、以前から歩くことは注目されてきた。しかし始める動機づけや、継続となるとこれが意外と難しい。そうなると現代人の頼りはやはりスマートフォンとなるようだ。アプリを使ってポイントをためたり、歩数を計測することで、さまざまなメリットが得られるのが特徴となっている。

 従業員の健康をサポートと、間もなくスタートするのがサントリー食品インターナショナル(本社:東京都中央区)の「サントリー GREEN+(グリーンプラス)」。こちらはオフィスなど、企業内に設置されている自動販売機とスマートフォン・アプリを連動させたものだ。仕組みは、自動販売機で対象となる7種のトクホ飲料(特定保険用飲料)購入と、厚生労働省が推奨する1週間の歩数を達成した際にポイントが付き、アプリにたまるというもので、ポイントに応じてトクホ飲料との交換が可能となる。商品を購入してウォーキングをする、今秋はそんな人が増えるかもしれない。

 歩数をためると社会貢献になるアプリもある。それがマニュライフ生命保険(本社:東京都新宿区)が手がけるアプリ「Manulife WALK(マニュライフ ウォーク」」だ。歩数計に、歩いた距離や歩数を記録し、SNSでも共有できるコース登録など、歩く楽しみや続けることをサポートする機能を備えている。さらに特徴的なのは選択制の「靴の寄付」機能だ。アプリ利用者が同機能を選べば、女性12万歩、男性13万歩で1足の靴がカンボジアの子どもたちへ寄贈される。歩けば自身も楽しく、おまけに喜ぶ人もいる同アプリを使えば、歩く意欲も体にみなぎってくるに違いない。ちなみに靴を贈るために必要な歩数は、厚生労働省がまとめた「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」にある1日の平均歩数×2週間継続した場合の数字となっている。

 企業だけではなく、自治体でもアプリを使ったサービスは盛んだ。最近も、さいたま市(埼玉県)で「さいたま市健康マイレージ」の登録が始まった。今年度は、満20歳から64歳を市民を対象に、通信機能付きの活動量計5,000人、スマートフォンアプリ5,000人の合計1万人の参加者を募集している。こちらも特典はポイント付与で、1日8,000歩以上で5ポイント、他にも各種健康診断などでも1回15ポイント(年3回まで)がもらえる。ポイント数に応じて、年1回各種景品が用意され、実施される抽選会への応募に使うことができる。

 健康な体づくりは、誰もが継続的に必要なもの。中でも簡単に始められる、歩くことをサポートするサービスは今後も需要がありそうだ。