フリマアプリで「中古スマホの取引」が拡大、出品の8割が「iPhone」

フリマアプリで「中古スマホの取引」が拡大、出品の8割が「iPhone」

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 フリマアプリの登場で、新品購入時に「売却」を意識して商品を選ぶ人が増えるなど、消費者意識に変化が訪れているようだ。

 楽天株式会社が運営するフリマアプリ「ラクマ」が3月31日に発表した「スマホ取引に関する調査結果」によると、ラクマにおけるスマホ端末取引が大幅に拡大し、2017年と2018年の年間流通額を比較すると、1年で5.74倍に拡大。また、4月のスマホ取引に限定すると、2017年と2018年でその差は21.5倍にも拡大した。ラクマでスマホ端末の取引が活発になるのは、新生活シーズンが始まる4月という。

 ラクマに出品されるスマホのうち、最も人気が高いメーカーは「Apple」で、2018年のラクマ内のスマホ端末の取引額で84%を占めた。Apple機種別の取引実績では、「iPhone6」、「iPhone7」、「iPhone6s」の順で多くなり、最新機種に注目が集まる一方でコストパフォーマンスに魅力のある過去の機種にも需要があった。そのほかのメーカーでは「SAMSUNG」、「SONY」、「ASUS」、「SHARP」の順で続き、SAMSUNGでは主にGalaxyが、SONYではXperiaが多く取引された。

 ここ数年は新機種で生活に影響を与えるような新機能搭載が目立たなくなり、中古端末でも不自由なく使えるようになった。そのため、比較的安価な中古スマホを買うことに抵抗のない消費者が増えつつあると同社は指摘している。

 一方、株式会社メルカリは株式会社三菱総合研究所と共同で、フリマアプリ上で洋服や化粧品の取引を行うユーザーを対象に、フリマアプリ利用前後における行動心理や購買内容の変化についてアンケート調査を実施し、その結果を2月26日に発表した。調査期間は2018年9月21日から27日。

 新品購入の際の意識を調べると、「あとで売却するのを意識する」と回答した人の割合は、新品洋服購入時(N=667名)で65%、新品化粧品購入時(N=329名)で50%に達した。また、フリマアプリ利用後の購入頻度を聞くと、洋服の新品購入頻度(N=1,431名)では19%の人が「増えた」と回答し、「減少した」は17%で「変化なし」は64%だった。化粧品の新品購入頻度(N=1,033名)では14%の人が「増えた」と回答し、「減った」が14%で「変化なし」は72%だった。

 新品購入頻度が「増えた」と回答した人に理由を複数選択で聞くと、洋服の購入頻度が増えた人(N=115名)では、「フリマアプリでの売れ行きが良いから」や「フリマアプリで小遣い稼ぎができるようになったから」という回答が7割を超えた。化粧品の購入頻度が増えた人(N=62名)では、「試しに使ってみたいと思うようになったから」「フリマアプリでの売れ行きが良いから」が同じく7割超となっている。

 フリマアプリ利用後の新品購入価格帯の変化を聞くと、「高価格帯にシフトした」と回答した人の割合は、洋服(N=1,052名)では全体で28%。20代から30代(N=148名)に限定すると45%になった。化粧品(N=771名)も同様で、全体では18%で、20代から30代(N=86名)に限定すると36%になった。

 新品を購入する際、将来フリマアプリを利用して売却するのを前提に商品を選ぶなど、消費者の意識にも変化が生じているようだ。

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