20代の7割が「転職に前向き」も、年収アップする人は年々減少

20代の7割が「転職に前向き」も、年収アップする人は年々減少

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 若い世代を中心に転職をポジティブにとらえる人が増えている。しかし、転職によって年収が上がった人の割合は減少傾向となっているようだ。

 株式会社リクルートキャリアは、同社の転職エージェントサービス登録者のうち、はじめて転職活動をした406名を対象にアンケート調査を実施し、その結果を3月26日に発表した。調査時期は2018年9月19日から30日。

 自分の強みについては85.5%の人が「強みを認識している」と回答、「強みを認識していない」の14.5%を大きく上回った。強みを認識している347名にさらに詳しく聞くと、94.5%の人が「就職活動前に意識していた強みがある」と回答したほか、75.2%の人が「就職活動を通じて気づいた強みがある」としている。

 自分の強みに気付いたきっかけは「自らの業務経験を振り返って」(60.2%)、「第三者(キャリアアドバイザーなど)との対話」(58.2%)、「入社企業の配属先の上司・同僚との対話」(32.2%)などが挙がっており、転職活動を通じて自分を客観的に見つめることで、新たな強みに気付く人も多いようだ。

 一方、株式会社マイナビは、正社員として働いている20代から50代の男女のうち、2016年から2018年に転職した1,000名を対象に「マイナビ転職動向調査」を実施し、その結果を4月23日に発表した。調査期間は2月21日から25日で、調査対象者の内訳は2018年転職者が500名、2017年転職者と2016年転職者が各250名。

 仕事や転職に関する考え方を該当する項目を聞くと、「転職は前向きな行動である」については6割超、「転職は必要である」については4割超が「そう思う」と回答し、「そう思わない」と回答した人をそれぞれ大きく上回った。また、「転職は前向きな行動である」については、20代男性で72.3%、20代女性で71.2%の人が「そう思う」と回答しており、若い世代を中心に転職をポジティブにとらえている人が多かった。

 続いて、直近の転職後の変化について聞くと、約4割の人が転職で年収が「上がった」と回答した。転職時期別では2016年転職者が47.6%、2017年転職者が42.0%、2018年転職者が40.0%で年々減少する傾向にあった。若い世代ほど転職で年収が増えた人が多く、男性では20代が44.7%、30代が49.0%、40代が33.9%、50代が26.2%。それに対し、女性は20代が37.0%、30代が27.3%、40代が50.0%、50代が41.7%で、年代が高くても転職により年収が増えた人が多かった。

 一方、約3割の人が転職で年収が「下がった」と回答した。転職時期別では2016年転職者が21.1%、2017年転職者が30.0%、2018年転職者が30.6%だった。

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