LINEの300億円祭で必須の「本人確認」とは?

LINEの300億円祭で必須の「本人確認」とは?

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 「祝!令和 全員にあげちゃう300億円祭」を展開中のLINEとLINE Pay。友だちからもらった「LINE Payボーナス」を使えるようにするには「本人確認」が必要。これはどのようなものなのでしょうか?

■900万人以上のユーザーにボーナスが送付された

 現在、展開中のキャンペーン「祝!令和 全員にあげちゃう300億円祭」では、全体で300億円相当分を上限に、1000円相当の「LINE Pay ボーナス」をLINEの友だちに送ることができる。「LINE Pay ボーナス」は銀行口座への出金やATMでの引き出しは不可。LINE Payでの支払いや送付にのみ利用できる。ボーナスを受け取った人は6月30日23:59までにLINE Payの利用登録と本人確認の受付を完了する必要がある。

 LINEによると、キャンペーン開始から約1日で総額300億円相当分のうち90億円相当分が、LINEユーザーの手によって900万人以上(5月21日18時時点)の友だちに送付されたという。

 しかし、ボーナスを利用可能にする手続き「本人確認」にとまどっているユーザーも多いようだ。これを理解するにはLINE Payのサービスの構造を理解する必要がある。

■LINEの本人確認とは?

 LINE Payではユーザーに対し、本人確認前の「LINE Cash」(前払式支払手段)、本人確認完了後の「LINE Money」(資金移動業)という2種類のアカウントを提供している。本人確認が完了することで、アカウント残高のチャージ上限額が10万円から100万円に拡大したり、LINEの友だちへの送金、銀行口座やATMへの出金が可能になったりと、LINE Payを利用できる幅が広がるようになっているのだ。

 これまで、LINE Payのユーザーが本人確認を行うには、サービス内で銀行口座を連携する必要があった。連携を行う際、ユーザーはLINE Payから各金融機関のウェブサイトにページ移動し、各銀行のセキュリティポリシーに準じた情報の入力を行う。銀行口座連携による確認は、アカウント残高の入出金がスムーズにできるようになる点はメリットだが、ユーザーが利用する金融機関によって本人確認に掛かる時間や手間に差が生じるなど、一貫したユーザー体験を提供することが難しいとの課題があった。

 そのためLINEは、2018年11月の犯罪収益移転防止法施行規則の改正によって可能になった、オンラインで完結する本人確認方法(e-KYC)を実用化し、「LINE Pay かんたん本人確認」の提供を開始した。

 ユーザーが「LINE Pay かんたん本人確認」を利用するには、LINEアプリ内から必要情報を入力のうえ身分証の撮影データをアップロード。続いて、指示に沿ってスマートフォンのカメラで身分証と自分の顔を撮影することで、送信された情報をもとにLINE Pay側で本人確認書類との照合を行い、最短で数分ほどで確認が完了する。手順は以下の通り。

@ 「LINE Pay」メインメニュー内「設定」の「本人確認」から、「オンラインで本人確認」を選択
A 必要事項を入力し、身分証のいずれか1つを選択しタップ
B 身分証の表面と裏面の写真を撮影し、アップロード
C 緑の枠内に顔が収まるように写し、キャラクターの指示に従う
D 顔と身分証の表面を一緒に照らし合わせる
E ファイルをアップロードし、申請完了

 身分証としては、運転免許証、運転経歴証明書、日本国政府発行のパスポート、在留カード、特別永住者証明書、マイナンバーカードに対応している。

 また、「LINE Pay かんたん本人確認」の開始と同時に、郵送での本人確認方法にも対応し、本人確認方法を多様化している。サービス内から手続きすると、登録した住所に簡易書留ではがきが送付され、はがきの受け取りをもって本人確認が完了となる。これ以降、ユーザーは@銀行口座連携、ALINE Pay かんたん本人確認(e-KYC)、B郵送の三種類から自分に合った本人確認方法を選択できるようになる。

 オンライン本人確認(e-KYC)の実現にあたっては、NECが提供する本人確認サービス「Digital KYC」を採用。今後、「LINE Pay かんたん本人確認」サービスは、LINEの他金融サービスでも導入される予定だ。

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