在宅時もベンリ、子育て世帯で活躍する「宅配ボックス」と「置き配バッグ」

在宅時もベンリ、子育て世帯で活躍する「宅配ボックス」と「置き配バッグ」

トラック輸送情報(平成31年4月分)国土交通省より

 家の中にいても宅配便の荷物を受け取れないことはある。そんなストレスを軽減してくれるベンリなツールを紹介しよう。

 国土交通省が6月27日に公表した「トラック輸送情報 平成31年4月分 宅配便の概況」によると、調査対象14社の宅配便貨物の取り扱い個数は前年同月比4.3%増の約3億4,119万2,000個だった。

 今年に入ってからの推移は、1月が同3.4%増の約3億1,999万5,000個、2月が同0.2%減の約3億619万4,000個、3月が同3.0%増の約3億4,917万4,000個。平成30年4月から一部事業者の宅配便取扱個数の集計方法に変更が生じたため、時系列上の連続性は担保されないものの、宅配便の取り扱い個数は前年を上回って推移している。
トラック輸送情報(平成31年4月分)国土交通省より

 そんな中、パナソニック株式会社 ライフソリューションズ社は週に2回以上宅配便を利用する世帯を対象に、宅配ボックスの実証実験「子育て家族の受け取りストレスを減らせ!プロジェクト」を実施し、その結果を6月24日に発表した。実証実験では、東京都世田谷区の戸建て住宅に住む子育て世帯50世帯に宅配ボックスを設置して調査した。実施期間は平成30年12月3日から平成31年1月31日。
パナソニックの宅配ボックス、戸建住宅用宅配ボックスCOMBOミドルタイプ

 荷物の受取状況を調べると、宅配ボックス設置前は「再配達になった」は34%だったが、宅配ボックス設置後は「再配達になった」が14%、「宅配ボックスで受け取った」が30%になった。

 宅配ボックスがあっても再配達になった理由を複数選択で聞くと、「荷物が大きくて入らなかった」(27.8%)、「生もの・クール便」(25.2%)、「宅配ボックスがいっぱいだった」(20.5%)、「宅配ボックスに入れてくれなかった」(12.6%)の順で多く、大きい荷物については「おむつのまとめ買い」など子育て世帯ならではの荷物が挙がっていた。

 また、宅配ボックスの設置によって、荷物の受け取りに関するストレスは軽減されたかを聞いたところ、「かなり軽減された」71%、「やや軽減された」29%で、「軽減された」と答えた人の割合は100%。

 その効果は「在宅時」にも及んでおり、在宅時の荷物の受け取りが「かなり軽減された」と答えた人は31%、「やや軽減された」は41%で、効果を感じている人は72%に達している。在宅時の忙しい時でも玄関に出て荷物を受け取った人に理由を聞くと、「荷物が大きくて入らなかったから」「インターホンが鳴ると本能的に出る」といった意見があがった。

 宅配便の増加は配送事業者だけでなく、荷物を受け取る側にとってもストレス要因となる。そこで、日本郵便株式会社は宅配便の再配達減少と、ユーザーの荷物待ちストレス・再配達ストレスの解消を目指し、置き配バッグ「OKIPPA」の利用を提案。体験モニターキャンペーンとして6月24日から10万個の無料配布を始めた。

 物流系ITスタートアップのYper株式会社が開発・販売する「OKIPPA」は手のひらサイズのバッグで、玄関前に吊り下げるだけで、在不在に関わらず宅配物を玄関前で受け取れる。配送状況はアプリで確認ができ、荷物が届くとアプリがお知らせしてくれる。アプリと連携した盗難補償への加入も可能だ。

 宅配便が重要な生活インフラになる中、配達負荷の軽減や荷物をストレスなく受け取るためのサービスは今後も広がっていきそうだ。

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