夏休みに海外旅行に行く人は過去最高、平均費用は22.7万円にアップ

夏休みに海外旅行に行く人は過去最多の299万人 平均費用は22万7700円に増加予想

記事まとめ

  • 株式会社JTBは「夏休みに1泊以上の旅行に出かける人の旅行動向の見通し」を発表した
  • 国内旅行人数は前年比0.2%減となったが、海外旅行人数は3.5%増の299万人と過去最多
  • 人気の行き先は1位ハワイ、2位グアム・サイパン、3位韓国、4位台湾となった

夏休みに海外旅行に行く人は過去最高、平均費用は22.7万円にアップ

夏休みに海外旅行に行く人は過去最高、平均費用は22.7万円にアップ

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 今年の夏休みは、前年より多くの人が海外旅行に出かけると予想され、1人当たりの旅行平均費用も増加傾向にあるようだ。

 株式会社JTBは7月4日、「夏休み(7月15日〜8月31日)に、1泊以上の旅行に出かける人の旅行動向の見通し」を発表した。調査は1,030名から回答を得た旅行動向アンケート(調査期間6月21日から23日)、経済指標、業界動向や航空会社の予約状況、JTBグループの販売状況などから推計したもの。

 今年の夏休みに1泊以上の旅行に出かける総旅行人数(のべ人数)は前年比0.1%減の7,734万人で、国内旅行人数は同0.2%減の7,435万人に減少したものの、海外旅行人数は同3.5%増の299万人に増加し、過去最高となった。海外旅行の1人当たりの平均費用も、同6.2%増の22万7,700円に増加すると予想されている。

 また、1,030名を対象にしたアンケート結果によると、1人当たりの海外旅行費用は「10万円〜15万円未満」が23.6%で最も多かったものの、「40万円以上」が17.0%で前年より4.4ポイント増加。さらに、今年の夏は日並びがよいことから、旅行日数で「8泊以上」が前年比14.8ポイント増えており、アンケート結果にもとづいた1人当たりの旅行費用の平均額は、海外旅行で同10.2%、国内旅行で同5.4%それぞれ増加している。

 なお、JTBの海外旅行の予約状況から見た人気ランキングは、1位「ハワイ」、2位「グアム・サイパン」、3位「韓国」、4位「台湾」、5位「シンガポール」となった。予約の伸び率では、関空−ロンドン線が就航したイギリスや、グローバルデスティネーションキャンペーンを実施しているハワイが好調だった。

 一方、ジェイアイ傷害火災保険株式会社が7月25日に発表した「2018年度(2018年4月〜2019年3月) 海外旅行保険事故データ」によると、2018年度の海外旅行保険の事故発生率は3.7%で、27人に1人の割合で何らかの事故や病気などに遭遇していた。前年度の発生率は3.42%だった。

 補償項目別の事故状況で最も多いのは、ケガや病気の治療費用や医療搬送費用を補償する「治療・救援費用」の46.4%で、手荷物の盗難・破損を補償する「携行品損害」が26.9%、偶然な事故での出費を補償する「旅行事故緊急費用」が23.0%で続いた。そのほかでは「旅行キャンセル・中断」が1.8%、「個人賠償責任」が1.0%だった。2018年度の特徴は、台風の影響で「旅行事故緊急費用」が前年度比6.3ポイント増加したこと。

 補償項目の発生割合は地域別に特徴があり、「携行品損害」はアフリカ(52.4%)やヨーロッパ(40.5%)などで、「治療・救援費用」はオセアニア(72.2%)やアジア(63.7%)、北米(52.6%)などで高かった。

 「治療・救援費用」の保険金の支払いでは、高額な医療費用を請求されたケースも発生している。たとえば、ハワイの旅行者(64歳以下)はホテルの部屋で意識を失い、救急車で搬送された先で心筋梗塞と診断され、手術を受けて19日間入院した。現地には家族が駆けつけ、支払った保険金は3,052万円になった。

 また、クルーズ船の旅行客(64歳以下)は船内で意識を失い、ノルウェーの病院にヘリコプターで搬送された。搬送先で肺炎と診断されて13日間入院したほか、医師・看護師が付き添ってチャーター機で医療搬送もされ、支払った保険金は3,019万円になった。

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