QRコード決済利用率は増税後に急増、利用者数トップ3は「PayPay・LINE Pay・楽天ペイ」

QRコード決済利用率は増税後に急増、利用者数トップ3は「PayPay・LINE Pay・楽天ペイ」

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 消費税率引き上げを機にキャッシュレス決済の利用者が増え、中でもQRコード決済アプリの利用者は消費税率引き上げ前から約3倍に増加した。

 株式会社インフキュリオン・グループは全国の16歳から69歳の男女2万名を対象に、消費税率引き上げ後のキャッシュレス決済利用状況を調査し、その結果を11月7日に発表した。調査期間は10月18日から21日。

 キャッシュレス決済利用者(N=1万7,997名)に、消費税率引き上げ後の利用状況を聞くと、利用頻度が「かなり増えた」(15.3%)・「まあまあ増えた」(29.7%)と回答した人は45.0%となり、約半数の人が利用頻度が増加した。「変わらない」は53.3%だった。

 続いて、全員に決済サービス別に10月の利用状況を聞くと、QRコード決済の利用率は、3月時の11.6%から消費税率引き上げ後に35.7%に増加し、約3倍となった。そのほかのサービスは、クレジットカードは77.9%で3月と同じ、電子マネーは3月時の49.4%から55.6%に、ブランドデビットは同12.2%から14.6%に、ブランドプリペイドは同10.4%から11.6%にそれぞれ増加した。

 また、QRコード決済利用者(N=7,133名)に利用している決済アプリを聞くと、「PayPay」が63.8%で最も多く、以下、「LINE Pay」(29.6%)、「楽天ペイ」(28.8%)、「d払い」(19.7%)、「メルペイ」(18.5%)の順で続いた。

 一方、MMD研究所は9月26日、「2019年9月 スマートフォン決済に関する実態調査」の結果を発表した。調査対象はQRコード決済利用者250名、非接触決済利用者250名、QRコード決済・非接触決済の併用利用者500名、スマホ決済未利用者500名で、調査期間は8月9日から18日。

 QRコード決済利用者(N=750)に利用しようと思った理由を複数回答で聞いたところ、「ポイントがたくさん貯まる」「キャンペーンを知って興味を持った」「会計がスピーディーに終わる」の順で多かった。

 非接触決済利用者(N=750)も同様に聞くと、「会計がスピーディーに終わる」「ポイントがたくさん貯まる」「普段使っているサービスとポイントが連動している」の順で多く、非接触決済利用者は便利さに魅力を多く感じる傾向にあった。

 QRコード決済と非接触決済の両方を利用している併用利用者(N=500)に、それぞれのイメージで当てはまるものがどちらか聞いた。「使い勝手が良い」では48.6%のユーザーが非接触決済を選んでQRコード決済の24.6%を、「支払いが素早く便利」では46.2%が非接触決済を選んでQRコード決済の23.8%をそれぞれ大きく上回った。他方「お得である」は38.0%のユーザーがQRコード決済を選んで非接触決済の17.4%を大きく上回った。

 スマホ決済未利用者(N=500)に利用しない理由を複数選択で聞くと、「スマートフォンが紛失したり壊れたときに心配」(52.2%)、「登録が面倒」(32.0%)、「個人情報を登録するのが嫌だ」(30.0%)などの回答が多かった。

 キャッシュレス決済の利用者が増える中、QRコード決済はキャンペーンやポイントにお得感を感じ、非接触決済は便利さから利用頻度を増やしているようだ。

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