自動運転技術「プロパイロット」、実際どうなの? 利用者の声は…

自動運転技術「プロパイロット」、実際どうなの? 利用者の声は…

自動運転技術“プロパイロット”搭載車の「X-TRAIL」

 2016年8月に日産『セレナ』に高速道路同一車線自動運転技術である“プロパイロット”が初めて搭載・市販化されてから約1年。2017年6月には、『セレナ』に続き2車種目となる新型SUV『X-TRAIL(エクストレイル)』も発売され、自動運転技術は手が届きやすいものとなった。

 そんななか日産自動車は7月、“プロパイロット”搭載車のオーナーを対象に「“プロパイロット”をお出かけ時に使用した感想」に関するアンケート結果を発表。具体的にどんな影響があるのか、同調査をもとに紹介していこう。

■「運転に好影響があった」と感じた人は半数以上

 実際の渋滞シーンで自動運転技術を使用した678人のうち、約69%の人が「運転に好影響があった」と回答した。なかには、「運転中のストレスが減って、長時間の運転も楽しかった。また、もっと長い距離を運転したくなった」「渋滞は苦痛だったが、プロパイロットがあれば渋滞を楽しめるほどになった」というコメントも寄せられた。また、「運転に好影響があった」という回答のうち33%が、同乗者や車内コミュニケーションにも好影響があったとのこと。

 一方で、「ストレスは軽減していると感じているが、本当に止まるのか“ハラハラ”することがある」と自動運転技術に対して未だ懐疑的な意見や、「ブレーキとアクセルワークが軽減して身体的には楽になったが、ブレーキタイミングに慣れるまで気を遣う」という今後の課題となる意見も出た。

 今回のアンケート結果からは、多くのオーナーが自動運転技術に大きな期待を寄せていることがわかった。だが、新しく高度な技術ゆえの不安などを感じている消費者も少なくない。こうした消費者に向けて、自動走行中の新たな価値を提供していくことも重要となっていくことだろう。

■他社の最新動向は?

 日産に続いて、他社の自動運転技術の動きはどうなのだろうか。主要3社の最新動向を紹介したい。

・スバル
 SUBARU(スバル)では、ワゴン『レヴォーグ』の一部改良車を夏ごろに発売すると発表した。現行の運転支援システム「アイサイト」の機能を高め、高速道路同一車線自動運転技術を新たに搭載する。同様の技術は、日産が昨年8月にミニバン『セレナ』で国内初搭載したもので、今回の『レヴォーグ』発売で、国内では2社目となる。自動運転技術を搭載したスポーツセダン『WRX S4』の一部改良モデルも夏ごろに発売する計画だ。

・トヨタ
 トヨタ自動車では、5年間で10億ドル(約1100億円)という予算を投じ、2016年からアメリカでAIの関する研究を行う「TRL(トヨタ・リサーチ・インスティテュート)」の運営を始めている。そして、「TRL」はブロックチェーンを自動運転技術の開発に導入することを検討していると発表した。

・ホンダ
 本田技研工業では、「Honda Meeting 2017」にて自律自動運転技術を搭載した車両2台を発表。1台目の「高速道路自動運転技術」車両は、高速道路や自動車専用道路で自動走行を行う技術を搭載した車両。そして2台目は、一般道路での自動走行実現に向けた「AI搭載一般道自動運転技術」車両だ。2025年にはドライバーが全く関与しない“完全自動走行”の実用化を目指すと発表している。

 進化し続ける“自動運転技術”に、今後も目が離せない。

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