【TOEICテスト対策】ひっかけ問題でスコアを獲得するコツ

【TOEICテスト対策】ひっかけ問題でスコアを獲得するコツ

リスニングセクションの「応答問題」から、スコアを獲得するコツを紹介する

 TOEICテストのリスニングでは、流れる音声を聞き逃すことなく、しっかりと内容を理解しなければいけない。特にリスニングが苦手という人は、リスニングセクションを構成する4つのパートのなかでも、「写真描写問題」と「応答問題」でスコアを獲得したいものだ。

 TOEICテストを毎回受験している小石裕子氏の『TOEIC TESTリスニング 出るとこだけ!』(アルク)では、TOEICテスト直前の5日間で、リスニングセクションのスコアアップを狙うためのコツが紹介されている。

 今回は、ひっかかりやすいリスニングセクションのパート2「応答問題」について、小石氏の分析や例題を抜粋してみよう。

 パート2では音声のみの問題が25問出題される。問題用紙には「Mark your answer on your answer sheet.(回答用紙に答えを記入してください)」という指示が列挙されているだけなので、スルーしても問題はない。

 小石氏が提唱する解答の「鉄則」には、「選択を問う疑問文にはYes/Noで答えない」「問題文に出てきた単語と同じ、または、似ている単語を含む選択肢は、引っ掛け警戒!」などがある。

<例題スクリプト>
Can I keep this copy or should I return it?
このコピーを持っていてもいいですか、それとも返すべきでしょうか?

(A)You can keep it, if you like.
持っていていいですよ、ご希望なら。

(B)Yes, only five copies.
はい、5部だけです。

(C)Sorry, we have to collect it.
すみませんが、回収しないといけないので。

(D)He will return soon.
彼はすぐに戻ります。

<小石氏の解説>
 選択を問う疑問文なので、Yesで始まる(B)は不適切。(D)は「He」が誰を指すかわからず、会話が成り立たないので不適切。「return」に引っ掛からないようにしよう。この例題の正解は、(A)と(C)になる。本物のTOEICテスト、パート2では(A)〜(C)の3つの選択肢から一つだけ正解を選ぶが、上記の例題は敢えて(A)〜(D)の4つの選択肢から、いくつでも正しいものを選ばせるという応用問題になっている。学んだ「鉄則」を生かして、あり得る応答をとっさに判断する力が求められる、本書ならではの問題形式だ。

 このように、TOEICテスト対策は問題をこなすモードで学習するのではなく、日常会話でも応用できる例文をみつけていくと、実践的な英語力アップにも結びつきやすい。

 例えば、例題の「Can I keep this copy or should I return it?」の「Can I ? or should I〜?」を、日常会話の質問のパターンとして活用することが可能だ。

<例文>
Should I take care of this or would you?
これは私が面倒をみるべきでしょうか、それともあなたがやりますか?
(※take care of thisを省略している)
 
 応答問題で出てくる質問は、比較的短いので使えそうな表現はメモしておき、自分だけのフレーズノートを作っておくと、あとから復習ができる。自分が書いたメモは記憶に残りやすいので、ぜひ実践してみてほしい。ただし、受験中のメモは禁止されているので注意しよう。

(記事/柏野裕美)

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