コレステロール・中性脂肪が高いと言われてまずやるべきこと。現役薬剤師が解説【健康サディスティック?】

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30代、40代、50代......。少しずつたるみ、衰えていく体に戦々恐々とする日々。そんな後ろ向きな毎日を打破するべく、日本一美しく、ちょっぴりSな現役薬剤師・福井セリナが、あなたの体のお悩みを解決します! 第19回のお悩みは「コレステロール・中性脂肪の値が高い」です。

【今週のお悩み】健康診断で、コレステロールと中性脂肪の値がかなり高いと言われてしまいました。いままで一度も引っかかったことがなかったので、ショックです......。改善する方法はありますか?(39歳・会社員)

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健康診断や人間ドッグでよく聞く「コレステロール」と「中性脂肪」というワード。どちらも「血液の中の脂(アブラ)」のことなんですが、それぞれ役割が違います。

コレステロール:ホルモンや細胞膜、脂肪の消化を助ける胆汁酸の材料
中性脂肪:活動するためのエネルギー源

つまり、どちらも生きていくために必要な脂質! でも、これらが血中に過剰に多くなってしまうと、徐々に血管の壁にくっついて蓄積したり、血管の内壁を傷つけたり、動脈硬化や脳梗塞の原因になってしまうことも......。しかも、基準値を上回ったくらいでは自覚症状がないのが怖いところ。

脅すわけではありませんが、息切れや動悸などの症状が出たころには、血管の詰まりがかなり進行してしまっている可能性があると言われています。すでに症状がある方、要注意!

一番の改善策は、食事を変えることと、適度な運動! 運動をしているときにじわっと出る汗には、血中の脂が含まれています。「今、血中の脂がデトックスされてる!」って実感しながら運動したら、楽しいかも?(笑)

しかし、福サディ読者さんがそんな簡単に運動してくれないことを福井は知っています(笑)。まずは今日から手軽にトライできる食べ物にフォーカスして、少しずつ変えていきましょうね?

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改善策は、次の2つ。

@良い油を摂る

まずやってみてほしいのが「加工油」に目を光らせること。ポテトチップスなどのお菓子やマーガリン、カップラーメンの油は加工油といって、コレステロール値を爆アゲしてしまいます。コンビニで、ついこれらにトキめいてしまう人は要注意です!

ただ、すべての油が"悪"ではありません。オリーブオイルや魚の油は「不飽和脂肪酸」といって、むしろコレステロール値や中性脂肪を下げる効果が報告されています。えごま油、アマニ油なども同様です。普段、料理に使っている油をオリーブオイルに変えてみたり、サラダや冷やしトマトにかけるマヨネーズや市販のドレッシングを、オリーブオイルにチェンジしてみましょう?

A大豆製品を摂る

大豆製品にはコレステロール値を下げるだけでなく、男性がなりやすい「前立腺がん」を予防する効果も報告されています。でも、「納豆やお豆腐を毎日食べろー!」って言われても、自炊をしない人もいるし、現実的には難しいですよね。

そこでおすすめしたいのが、ソイプロテイン。女性の間で流行しているイメージがありますが、動物性たんぱく質が入っているホエイプロテインよりも腹持ちが良く、食べ過ぎも防止してくれるんです。ドリンクだから、超お手軽! 最近はドラッグストアやコンビニでもよく見かけるようになりました。

そのまま飲んでもいいですし、シリアルにかけて食べても美味しいですよ。お豆腐や納豆なんかも併せて摂って、飽きがこないよう工夫して取り入れてみてくださいね?


今週の教訓:加工油にさようなら! 良質油でワンランクアップのイケオジデビュー?

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取材・文/鴨居理子 撮影/市村円香

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