水害時でも移動できる「水に浮く車」、2020年に日本でも販売予定

水害時でも移動できる「水に浮く車」、2020年に日本でも販売予定

“水に浮く車”小型電気自動車「FOMM ONE」

10月末に東日本を襲った台風21号による死者のうち半数近くは、避難時に車が水没したことなどによる車中死とみられている。もし、車が水に浮いていればその命は救われていたかもしれない。

実は同じ時期の10月24日から開催されていた「東京モーターショー2019」には、その"水に浮く車"小型電気自動車「FOMM ONE」が出展されていた。開発したのは日本のベンチャー企業、株式会社FOMM。開発の理由を次のように語る。

「東日本大震災の津波の際、多くの車が水によって動けなくなり、逃げ遅れた人が多かったため、水害が起きても家族で避難できる車を造りたいと考えました」(広報部)

車体を軽量化し、バスタブ状の部品を搭載することでドア密閉時に水に浮くことができる。そして水上でアクセルを踏むと、タービン形状のホイールから吸い込んだ水を後方に吐き出す流れを作り前方に進む。水上でも時速約2〜3キロのスピードで移動できるという。

ちなみに水面を移動できるといっても完全な水陸両用車ではなく、一度、水に浮いた後は指定設備でのメンテナンスが必要となる。

現在はタイ国内のみでの販売で、価格は66万4000バーツ(日本円で約230万円)。だが、2020年には日本でも販売できるよう準備中とのこと。

写真提供/株式会社FOMM

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