フジTV株主総会大紛糾、倉本聰ドラマ却下の理由も質された

フジTV株主総会大紛糾、倉本聰ドラマ却下の理由も質された

フジテレビの株主総会は3時間にわたって大紛糾

 6月28日に行なわれたフジ・メディア・ホールディングスの株主総会。かつての栄華が見る影もない視聴率低迷に喘ぐフジテレビだけあって、当日は3時間にわたって大紛糾した。

 最大の目玉議題は新人事。今年5月に発表された日枝久志・ホールディングス会長と、亀山千広・フジテレビ社長らの退任の承認だった。

 29年間にわたって経営トップを務め、「フジの天皇」とも呼ばれた日枝氏は代表権を持たない相談役として会社に残るものの、株主総会の議長を務めるのは今年が最後。だが、株主たちからの餞の言葉は厳しいものだった。

「潔く引退したほうがいい」
「日枝さんが相談役や取締役として残ると若い人が忖度してしまう。お辞めいただいて、世界一周旅行でもすればどうか」

 さらには、こんな辛辣な質問まで飛び出した。

「首相動静を見ると、日枝さんは安倍首相とよくゴルフをしていたりするが、それではキチンとした報道ができないのではないか」

 会社側は「行政のトップである安倍総理を取材するのは国民の知る権利に応えるもの。ゴルフも会食もそういった意見交換。その中で得られた情報に関しては、伝えるべきものは伝えていく」と答えたが、その取材成果までは株主に説明しなかった。矛先は亀山氏にも向けられた。

「テレビ朝日で『やすらぎの郷』という番組が非常に評判になっているが、(ドラマの脚本を書いた)倉本聰さんは最初フジに持ち込んだという話を聞いている」

 この質問に関しては、日枝氏が亀山氏に回答を促した。

「確かに倉本聰先生から担当プロデューサーにお話がありました。改革を進める中、昼に帯のドラマを作るのはなかなか難しいということで、連続ドラマの形式で交渉を進めたというふうに聞いております。その中で、(倉本氏は)帯ドラマという形式にこだわりたいということで、残念ながらお断わりする形になったと報告を受けています」

※週刊ポスト2017年7月14日号

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