関西初の「芝生軌道」誕生 景観向上も 阪堺上町線、12月に軌道移設

関西初の「芝生軌道」誕生 景観向上も 阪堺上町線、12月に軌道移設

上は軌道移設工事の断面図。軌道は拡幅された阿倍野筋のほぼ中央を通るようになる。左下は天王寺駅前停留場、右下は阿倍野停留場付近の完成イメージ(画像出典:阪堺電車)。

阪堺電車が2016年12月上旬、上町線・天王寺駅前〜阿倍野間の軌道切り替えを実施。関西で初の、線路に芝生を敷きつめた「芝生軌道」となるほか、天王寺駅前、阿倍野両停留場がバリアフリー化します。

架線スッキリ バリアフリー化も

 大阪市と堺市内を走る阪堺電気軌道は2016年9月8日(木)、上町線の天王寺駅前〜阿倍野間の軌道切り替えを2016年12月上旬に実施すると発表しました。都市計画道路長柄堺線(阿倍野筋)の拡幅整備にともない、現行の軌道をやや西側に移設するもので、阪堺電車では2015年7月から工事に取り組んできました。

 移設後の同区間は、関西では初めて、線路に芝生を敷きつめて環境や景観に配慮した「芝生軌道」になります。また、線路の両脇に立っていた架線柱(電車用の電線を吊る柱)を、上下線の軌道のあいだに立てる「センターポール方式」に変更。道路脇から架線を吊っていた設備が軌道上に集約されてスッキリし、景観が向上します。

 切り替えにともない、天王寺駅前停留場、および阿倍野停留場の上り(天王寺駅前方面)で新ホームの供用が開始。天王寺駅前では、地下通路階と阪堺電車ホーム階、および歩道橋階を結ぶエレベーターが新たに設置され、阿倍野停留場の上りホームはスロープ付きとなるなど、バリアフリー化が実施されます。

 なお、阿倍野停留場の下り(住吉方面)新ホームについては、2017年度中の供用が予定されています。

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