国交省、宇都宮市のLRT計画を認定 ゼロからの新線 2019年開業目指す

国交省、宇都宮市のLRT計画を認定 ゼロからの新線 2019年開業目指す

認定されたのは、JR宇都宮駅東口から芳賀町の本田技研北門までの区間。大部分は既存の道路上を走るが、鬼怒川を渡る平出町〜作新学院間などでは線路が新設される(画像出典:国土交通省)。

宇都宮市を主体とするライトレール(LRT)の計画が、国土交通大臣に認定されました。整備区間は約15kmで、ゼロから路線を新設してのLRT導入は全国初。地元で長年議論されていたビッグプロジェクトが、実現に向けて動き出します。

宇都宮駅の東側を先行整備 鬼怒川に橋梁新設

 国土交通省は2016年9月26日(月)、宇都宮市などが申請したライトレール(LRT)導入計画を認定しました。宇都宮市と、その東に隣接する芳賀町が軌道を整備(下)し、官民が出資した第三セクターの宇都宮ライトレール株式会社が運輸(上)を行う「上下分離方式」で事業が進められます。2016年度から整備が開始され、2019年12月の開業予定です。

 今回認定されたのは、全体計画区間およそ18kmのうち、宇都宮駅東口から芳賀町の北西部に位置する本田技研工業までの14.6kmで、途中には大型ショッピングモール、大学、工業団地、住宅団地などが立地。費用は458億円です。大部分は既存の道路上に車両の走行空間を整備しますが、一部区間では専用線を建設し、川幅が500mを超える鬼怒川を渡る橋も新たに架けます。

 また、沿線の数か所にマイカーやバス、自転車、タクシーなどとの乗換え拠点となる「トランジットセンター」を設ける予定です。軌間(線路の幅)はJRの在来線と同じ1067mmで、低床式の路面電車タイプの車両を朝夕ピーク時に6分間隔(1時間に10本)、オフピーク時に10分間隔(1時間に10本)で運行します。
 
 宇都宮市を中心とするLRT計画は、地元で10年以上にわたり議論されていたもの。富山市などにもライトレールがありますが、これはかつてのJR線を大部分で転用しており、約15kmにおよぶLRT路線を新規に建設するのは、全国でも初の事例です。今後、工事施工認可などの手続きを経て着工されることとなります。

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