ホンダ、コメント発表「大変誇りに思う」 佐藤琢磨選手インディ500日本人初優勝

ホンダ、コメント発表「大変誇りに思う」 佐藤琢磨選手インディ500日本人初優勝

2017年の「インディ500」にて、レースをリードするカーナンバー26の佐藤琢磨選手(画像:ホンダ)。

インディーカー・シリーズに参戦するレーシングドライバー、佐藤琢磨選手が、101回目の「インディ500」で優勝しました。日本人ドライバーとして初の快挙に、ホンダが祝福を送りました。

106年目、101回目の「インディ500」で日本人初の快挙

 現地時間2017年5月28日(日)、アメリカのインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(インディアナ州インディアナポリス)で開催された「第101回インディアナポリス500マイルレース(インディ500)」にて、ホンダエンジンを搭載するアンドレッティ・オートスポーツから出走した佐藤琢磨選手が優勝しました。同レースを日本人が制するのは初めてのことです。

 佐藤琢磨選手はF1に7シーズン参戦ののち、2010(平成22)年よりアメリカでインディカー・シリーズにフル参戦を始めました。2013年4月にはカリフォルニア州ロングビーチの市街地特設コースにて、同シリーズで日本人として初めて勝利を挙げました。

「インディ500」こと「インディアナポリス500マイルレース」は、上述のようにインディアナポリス・モーター・スピードウェイにて毎年5月に開催されるレースで、モータースポーツのカテゴリのひとつであるであるインディーカー・シリーズの1戦であると同時に、100年以上の歴史を重ねるモータースポーツイベント。F1モナコGP、ル・マン24時間レースと並ぶ『世界3大レース』のひとつとして知られ、「オーバルトラック」という、バンクのついたコーナーとストレートで構成される楕円に近い1周2.5マイルのコースを200周、計500マイル(約805km)を競います。

 佐藤琢磨選手は2010(平成22)年の第94回大会から挑戦を続け、8回目のチャレンジでの栄冠となり、これにより賞金245万8129ドル(約2億7千万円)を手にしました。

レースを振り返り、佐藤琢磨選手は…?

 優勝した佐藤琢磨選手は「勝ちました!世界最高のレースで勝ちました!信じられないほどの感激です。チームには感謝してもしきれないほどです。ファンタスティックです」と喜びを爆発させ、「最後の3ラップを迎えるまで、だれが勝つかまったくわからないレースになっていました。私とエリオ(カストロネベス)とはサイドバイサイドで残り3ラップに突入しました。そこからは、もうアタックするしかなかったです。完全にアクセルを全開に保ったままの戦いです。それを成功させ、彼を突き放すことができました。最高のレースになりました」とレースを振り返りました。

「本当にタフなレースでした。最後の5周、エリオは本当にフェアなレースをしてくれました。本当に素晴らしいレースでした。残り3周でエリオとサイドバイサイドになったときも、とにかく行くしかないと思っていました。まだ信じられないです。昨年までの4年間、私に素晴らしい経験を与えてくれたAJフォイトに感謝します。素晴らしい機会を与えてくれたマイケル・アンドレッティに感謝します。そして、26号車のチームクルー、エンジニア、ホンダ、パナソニック、とにかくみんなに感謝します。本当に凄いです。アンドレッティという素晴らしいチームに、ただただ驚くばかりです。このチームを本当に誇りに思います。そして、ずっとサポートして下さったスポンサーのみなさん、信じて応援し続けてくれたファンの方々に本当に感謝します。この偉大な勝利を大変光栄に思います。本当にありがとうございました」

 ホンダの執行役員である森山克英ブランド・コミュニケーション本部長は「世界3大レースのひとつであるインディ500で日本人初優勝という快挙を成し遂げた琢磨選手と、マイケル・アンドレッティCEOをはじめとするチームおよび関係者の方々、そして、琢磨選手を応援してくださっているファンの皆さまに心より感謝申し上げるとともに、この快挙達成の喜びを分かち合いたいと思います。そしてホンダとして、琢磨選手のレーシング・ドライバーとしてのキャリアと共に歩み続けてこられたことを大変誇りに思います」とし、「今回のインディ500制覇により、世界のモータースポーツ界に大きな足跡を残すことになった琢磨選手のさらなる活躍を期待します。琢磨選手、本当におめでとう!」と祝福を送りました。

●佐藤琢磨選手の主な戦績
・1997年 鈴鹿レーシングスクール フォーミュラ(SRS-F)を卒業。
・2001年 英国F3選手権チャンピオン。マスターズF3優勝。マカオGP優勝。
・2002年 Jordan HondaよりF1デビュー。
・2003年 B・A・R Hondaに移籍。
・2004年 F1 第9戦アメリカGPで3位表彰台。
・2006年 SUPER AGURI Hondaに移籍。
・2010年 KVレーシングよりインディカー・シリーズに参戦。第94回インディアナポリス500にてインディ500に初挑戦、20位完走。
・2011年 インディカー・シリーズ第8戦で日本人初のポールポジション獲得。
・2012年 レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングに移籍。第4戦サンパウロで自身初の3位表彰台。第96回「インディ500」にて終盤まで優勝争いを演じるも、最終ラップでスピン。
・2013年 AJフォイト・レーシングに移籍。第3戦ロングビーチでインディカー・シリーズ日本人初優勝。
・2017年 アンドレッティ・オートスポーツに移籍。第101回インディ500で日本人初優勝。

 なおホンダは、2017年5月30日(火)に行われた表彰式の模様などを、同社ウェブサイトで公開するとのことです。

【写真】「インディ500」のチェッカーフラッグ

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