「懐かしのコカ・コーラ電車」実現へクラウドファンディング実施 しなの鉄道

「懐かしのコカ・コーラ電車」実現へクラウドファンディング実施 しなの鉄道

115系電車「『コカ・コーラ』レッドカラー」のイメージ。最終的には日本コカ・コーラ社が確認した上で決定される(画像:しなの鉄道)。

しなの鉄道が、115系電車の「『コカ・コーラ』レッドカラー」塗装を実現させようとクラウドファンディングを実現しています。

全国初のフルラッピング電車だったコカ・コーラ電車

 しなの鉄道(長野県上田市)は2017年10月14日(土)、同社線を走る115系電車で「『コカ・コーラ』レッドカラー」の塗装復活を実現させるため、その費用を集めるクラウドファンディングを開始しました。

 2017年4月から、しなの鉄道は115系の塗装に「懐かしの車体カラー」を相次いで復活させています。「初代長野色」「湘南色」「横須賀色」と続き、現行の「しなの鉄道色」「長野色」「ろくもん色」とあわせると全6デザインに。しかし、しなの鉄道によると、同社線の前身であるJR信越本線時代に「『コカ・コーラ』レッドカラー」も走っていたことが判明。今回、計画外かつ早期の塗色変更が必要なことから、その費用を確保するためにインターネットサイト「CAMPFIRE」においてクラウドファンディングを実施するといいます。

 115系の「『コカ・コーラ』レッドカラー」は1987(昭和62)年、JR発足と同時に登場。当時、全国では初めての「フルラッピング電車」でした。車内にコカ・コーラ社の自動販売機が設置されるなどしましたが、およそ4年で引退。現在、その車両はしなの鉄道に譲渡され、S11編成「イイヅナのラッピング」電車として引き続き使われています。

支援金額によりさまざまな「リターン」を用意

 今回行われるクラウドファンディングの目標金額は290万円、募集期間は12月17日(日)までです。資金の使い道は、115系S11編成に「『コカ・コーラ』レッドカラー」の塗装を施すことですが、「コカ・コーラ」のロゴやキャッチコピーは現行のデザインになります。また、目標金額に達しない場合は不成立となり全額が返金される「All-or-Nothing方式」が採用されます。

 支援者に贈られる「リターン」は5段階の金額に応じて設定。最も低額の3000円コースは、記念列車運転時刻表レプリカや、開業20周年記念ピンバッジ(先着50人)。最も高額の10万円コース(先着2人)は記念ヘッドマークがそれぞれ用意されます。

 しなの鉄道は「当社としてクラウドファンディングによる事業資金の確保は初めての試みです。魅力的な事業でも資金を理由に断念せざるを得ない地方鉄道の新たな取り組み事例となることも期待して」実施するとしています。

【画像】「リターン」に用意される車両番号銘板のイメージ

関連記事(外部サイト)