駅トイレで大荷物から解放!? あの不便さを解消してくれる画期的な装置とは

小田急線新宿駅のトイレ広場に「バゲッジポート」が設置 PASMOやSuicaが鍵に

記事まとめ

  • 小田急線新宿駅の西口地下改札内トイレ広場に「バゲッジポート」が設置された
  • 大きな荷物を一時保管したい時などに使用、電話コードのようなチェーンが付いている
  • 買い物客、訪日外国人、ロマンスカー利用客を想定して設置されたという

駅トイレで大荷物から解放!? あの不便さを解消してくれる画期的な装置とは

駅トイレで大荷物から解放!? あの不便さを解消してくれる画期的な装置とは

小田急線新宿駅の西口地下改札内トイレ広場のバゲッジポート(2017年12月14日、乗りものニュース編集部撮影)。

外出時のトイレでの不便さが解消できる画期的な装置が登場しています。かゆい所に手が届くとういうこの装置、どのようなものなのでしょうか。

買い物客、訪日外国人、ロマンスカー利用客を想定して設置

 外出時、大きな荷物を持ったままだと不便なことの多いトイレですが、この不便さを解消してくれる実に画期的な装置が登場しています。その名も「バゲッジポート」、2017年12月15日にリニューアルオープンした小田急線新宿駅の西口地下改札内トイレ広場にも設置されました。

 具体的にはどのようなものなのでしょうか。小田急電鉄のCSR・広報部に話を聞きました。

――どのように使用するのでしょうか?

 トイレに持ち込みづらい、大きな荷物を一時保管したい時などに使用できます。装置には、電話コードのような収縮するチェーンが付いており、荷物の取っ手などをかけられるようになっています。チェーン右側にパネルがあり、そこに交通系ICカードをかざすと鍵がかかるようになっています。

――どのような利用を想定していますか?

 大きな荷物を持っているお客様を想定しています。新宿駅は最も乗降者数が多い駅なので、少しでも快適に過ごせるようにと考えています。訪日外国人観光客も想定しています。また小田急線新宿駅はロマンスカーが走っており、箱根の玄関口になっていますので、荷物の多いお客さまは国内外問わず多いだろうと考えています。

車いす用トイレ開放のために?

 製造メーカーのシブタニ(大阪府大阪市)にも話を聞きました。

――どのような利用を想定して開発したのでしょうか?

 買い物で増えた荷物やスーツケースなどで、手が空かずに不便と感じたり、トイレに行きづらいと感じるお客さまの状況を考えました。

 空港や駅のお土産やさんの店前に設置することも想定しています。店の前に設置すると、店の中の通路が空き、ケガを防げる可能性も高くなるのではないかと考えています。

――小田急線新宿駅以外ではどこに設置をしていますか?

 JR大宮駅の女子トイレの手前にあります。大きな荷物を持ったお客さまが、個室に荷物を持ち込みづらいからと車いす用トイレを利用してしまうケースが散見されたため、導入を検討したそうです。

――鍵として使用できるのは、主に交通系ICカードとのことですが、ほかにも使えるカードはありますか?

 PASMOやSuicaなどの交通系ICカードのほか、WAONカード、nanacoカードなどが使えます。電子マネーつきクレジットカードも使用可能です。世界的に使用されている電子マネー、payWaveやPayPassに対応したカードも使用できます。訪日外国人の方で、交通系ICカードを持っていない場合には、これらの電子マネーカードを使っていただけたら、と考えています。

 世の中の非接触ICチップは、大きく分けて3種類あり、PASMOをはじめ、日本で広く使われている「フェリカ」、世界に広く普及している「マイフェア」(Type A)、運転免許証やキャッシュカードなどに使われている「Type B」です。「バゲッジポート」は、「フェリカ」と「マイフェア」(Type A)に対応しています。

※ ※ ※

 シブタニは今後の展望として、商業施設やホテル、テーマパークなどへの設置拡大ができたらと考えているそうです。

【画像】ほんの3ステップ、バゲッジポートの操作手順

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