首都高晴海線はどこまで延びるのか C1への接続は用意済み?

首都高晴海線はどこまで延びるのか C1への接続は用意済み?

2018年3月に開通する晴海線、晴海出入口付近(画像:首都高速道路)。

首都高湾岸線から都心方面へ延びる晴海線のうち、豊洲〜晴海間が2018年3月に延伸開通します。都心側が首都高の他路線とつながっていない状況は従来と変わりませんが、晴海から先、都心部への延伸はあるのでしょうか。

延伸も、首都高の他路線とはつながらないまま

 首都高の晴海線の豊洲出入口〜晴海出入口間約1.2kmが、2018年3月に開通します。

 晴海線は、湾岸線に接続する東雲JCT(東京都江東区)から豊洲出入口(同)までの約1.5kmが2009(平成21)年に開通していますが、現在、豊洲出入口は首都高のほかの路線と接続していません。今回の延伸も、豊洲出入口から運河をわたり晴海地区(同・中央区)に至るのみで、首都高の他路線と接続しない状況は変わりません。

 晴海出入口より先の延伸はあるのでしょうか。首都高速道路に聞きました。

――晴海出入口から先は延伸しないのでしょうか?

 現在のところ未定です。都市計画自体は決定しているのですが、工事計画などの具体的な検討は進んでいません。

――今回の豊洲〜晴海間の延伸で、どのような効果が期待されるのでしょうか?

 並行する有明通り(都道304号線)の混雑緩和や、東京駅、銀座周辺などから湾岸線へのアクセスに用いられると考えています。交通量は1日7000台から8000台の見込みです。

晴海から先のルート、一部はすでにできている!?

 首都高では、C1都心環状線などから放射状に延びる路線に、1号、2号などの番号が付けられていますが、C1に接続していない晴海線も「10号」とされています。やはり、延伸計画はあるのでしょうか、東京都都市整備局に聞きました。

――都市計画では、晴海線の晴海出入口から先のルートは決まっているのでしょうか?

 はい。都市計画上ではC1都心環状線に接続することになっています。晴海出入口から先のルートは、晴海通りを北西へ向かい地下構造となり、やや南西にそれる形で築地付近に至ります。そこで二又にわかれ、一方は銀座付近で、もう一方は築地川の跡を通って新富町付近で、それぞれC1に接続します。

――延伸の見込みはあるのでしょうか?

 いえ、晴海から先はまだ事業化もされていません。今後についても未定です。

※ ※ ※

 築地川とは、現在のC1の新富町出入口付近から聖路加国際大学、築地本願寺方面にかけて流れていた運河のことで、現在は埋め立てられています。この川跡の一部には、ランプウェーやトンネル(カルバ―ト)といった道路構造物が造られながら使われていない区間があり、トンネルの上が公園や駐車場になっているところもあります。ただ、この区間も含め晴海からC1にかけてはいまだ事業化にすら至っていないことからも、延伸の実現はまだまだ先になるでしょう。

 なお、首都高速道路は晴海線晴海〜豊洲間の整備効果について、「都心と湾岸線をつなぐ9号深川線、11号台場線に次ぐ、第3のルートとしてさらに強化される」としています。同社の資料ではバス事業者の声として、「羽田空港や成田空港と都心を結ぶ路線は、現状では主に 9号深川線、11号台場線を利用していますが、交通状況によっては、一般道路の晴海通りを利用することもあります。 晴海線が延伸すると、晴海通り利用ルートの時間短縮が見込まれ、都心へ向かう際のルート選択の幅が広がります」という意見を紹介しています。

【地図】晴海線、「晴海から先」のルート

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