利用少ない札沼線一部区間、3区間に分けバス転換を提案 JR北海道

利用少ない札沼線一部区間、3区間に分けバス転換を提案 JR北海道

JR札沼線の終点、新十津川駅に停車しているキハ40系ディーゼルカー(2007年2月、恵 知仁撮影)。

JR北海道が、札沼線沿線まちづくり検討会議に対し、札沼線の北海道医療大学〜新十津川間を3区間に分けバス転換を図る案を提示しました。

地元自治体と協議

 JR北海道は2018年2月16日(金)、利用が極端に少ない札沼線の北海道医療大学〜新十津川間47.6kmについて、3区間に分けてバスに転換するなどの案を明らかにしました。

 案は、札沼線沿線4町で構成する札沼線沿線まちづくり検討会議に提示したもの。JR北海道によると、北海道医療大学〜新十津川間の利用は月形高校への通学客を除くと極めて少なく、既存のバス路線による石狩川対岸への都市への移動が大半であることから、石狩当別〜石狩月形間、石狩月形〜浦臼間、浦臼〜新十津川間の3区間に分け、バス転換を中心とした新しい交通体系を考えているといいます。

 石狩当別〜石狩月形間は、並行するバス路線が現在ないため、月形高校への通学や地域輸送のためのバス路線を新たに設定。本数は現行の列車より増やし、列車とバスは石狩当別駅に加え北海道医療大学駅でも接続させます。

 石狩月形〜浦臼間は月形高校への通学も含めた輸送手段を新たに設定。また、現在平日のみの浦臼〜奈井江間の町営バスを、土休日を含め毎日運行とします。

 列車が現在、午前中に1往復のみの浦臼〜新十津川間は、並行して走る既存の中央バス滝川浦臼線(5往復)を活用します。

 新しいバス路線は地元バス事業者による運行を前提としており、国や北海道の補助制度活用も視野に入れています。また、新しい交通体系の構築に要する初期投資費用や運行経費について、JR北海道は地元負担を一定期間支援する方針です。今後、この提案内容について、同社は沿線自治体と協議をしていきたいとしています。

 JR北海道が発表した2016年度の各鉄道線区収支状況によると、札沼線・北海道医療大学〜新十津川間の営業係数は2609円。100円の営業収益を得るために2609円の経費を要した計算になります。なお、この線区は2016年11月に発表した「単独で維持が困難な線区」にも含まれています。

【画像】JR札沼線「新しい交通体系」の概要

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