山手線の新型E235系電車を横須賀・総武快速線にも投入 グリーン車に無線LAN、コンセント

山手線の新型E235系電車を横須賀・総武快速線にも投入 グリーン車に無線LAN、コンセント

横須賀・総武快速線用E235系電車のイメージ(画像:JR東日本)。

JR東日本が新型車両のE235系を、山手線に続き、横須賀・総武快速線にも導入します。

計745両を新造

 JR東日本は2018年9月4日(火)、横須賀・総武快速線にE235系電車を導入すると発表しました。

 E235系は量産先行車が2015年から、量産車が2017年から山手線で営業運転をしています。横須賀・総武快速線の現在の主力車両は、1994(平成6)年登場のE217系電車ですが、2020年度以降、新造のE235系に順次置き換えられます。車両数は11両編成が51本、4両編成が46本の計745両です。運用区間は次のとおり。

・横須賀線 東京〜久里浜
・総武快速線 東京〜千葉
・総武本線 千葉〜成東
・外房線 千葉〜上総一ノ宮
・内房線 蘇我〜君津
・成田線 佐倉〜香取、成田〜成田空港
・鹿島線 香取〜鹿島神宮

 現行のE217系や山手線のE235系と同じく、車体はステンレス製で、最高速度は120km/h。また、山手線のE235系と同様、次世代列車情報管理装置「INTEROS(インテロス)」を搭載します。電車が走るために必要な大量のデータを扱うとともに、車両搭載機器や設備を常時監視し、リアルタイムで地上に送信して、保守や故障予知に役立てます。

 さらに非常走行用電源装置を搭載。停電などの異常時に駅間に停車した際も、最寄り駅や電車から降りやすい場所まで蓄電池で走行できるようにしています。

 モーターなどの主要機器は、仮に1系統が故障しても残りの1系統が機能し続ける2重系で設計し、“故障に強い車両”とします。

 空気清浄機、客室内防犯カメラ、デジタルサイネージ、ドア開閉ボタンを導入。普通車の座席はロングシート(レール方向の長い座席)で幅は現行のE217系と比べて10mm拡大、トイレは車いす対応の大型洋式に変わります。2階建てグリーン車には、JR東日本の普通列車グリーン車では初めて、無料公衆無線LANや電源コンセントが設けられます。各車両には車いすやベビーカーを使用する人、大きな荷物のある人でも使いやすいようフリースペースが設置されます。

 なお、山手線は現在もE235系の投入が進められており、2020年春ごろまでにすべての山手線車両がこの新型に置き換わる予定です。

※一部修正しました(9月4日18時00分)

【写真】現在の横須賀・総武快速線E217系

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