東海道新幹線に8両の次世代新幹線「N700S」まもなく登場 「標準車両」性能を確認

東海道新幹線に8両の次世代新幹線「N700S」まもなく登場 「標準車両」性能を確認

N700Sはまず確認試験車が先行して製造され、それによる試験が実施されている(2018年2月、恵 知仁撮影)。

東海道・山陽新幹線の次世代車両「N700S」は、編成の長さをさまざまに組み替えられる「標準車両」であることが大きな特徴。これを確認する試験が、編成を16両から8両に短縮して実施されます。

「内蔵バッテリー」での走行試験も問題なし

 JR東海は2018年9月21日(金)、東海道・山陽新幹線の次期車両であるN700Sについて、10月10日(水)から8両編成での走行試験を実施すると発表しました。

 2018年3月より、16両編成での走行試験を開始しているN700Sは、編成の長さを東海道新幹線の基本である16両編成のほかにも、さまざまに組み替えることが可能。各路線の状況に応じて編成の長さを調整できる――すなわち各路線で使える「標準車両」であることが大きな特徴です。

 このたび行われる8両編成での走行試験は、その「標準車両」としての性能を確認するため実施され、期間は約2ヶ月が予定されています。

 JR東海によると、これまでの走行試験でN700Sは、より短い距離で地震発生時に停車できること、フルアクティブ制振制御装置により乗り心地が向上したことなどを確認しているそうです。

 またN700Sは車両にバッテリーを搭載し、停電時に低速で自走できるという、高速鉄道で世界初のシステムを備えているのも特徴。トンネルや橋の上で停電、停車しても、自走してそこを脱出できるといった能力があり、これについても2018年9月に試験を実施。約5km/hで走行し、機能に問題ないことが確認されたといいます。

 N700Sは今後、16両編成での長期耐久試験(2019年3月ごろから)、バッテリー自走システムによる約30km/hでの走行試験(2019年5月ごろ)などを経て、2020年度より営業運転を開始する予定です。

【写真】全席にコンセントが設けられるN700Sの車内

関連記事(外部サイト)