バスが滑走路を堂々走行! 旧種子島空港でサプライズの「テイクオフ!」

バスが滑走路を堂々走行! 旧種子島空港でサプライズの「テイクオフ!」

飛行機と同様、旧種子島空港の滑走路の端で一時停止(2018年12月2日、伊藤真悟撮影)。

ジャルパックとJACが実施した2日間の「DHC8-Q400退役ツアー」。種子島に到着した2日目には、「バスで滑走路を走る」というサプライズイベントが用意されていました。

「テイクオフ!」でバスが発進

 ジャルパックとJAC(日本エアコミューター)が開催した「JAC ボンバルディアDHC8-Q400 退役チャーターツアー2日間」。2日目の2018年12月2日(日)、Q400のチャーター機で鹿児島空港(鹿児島県霧島市)から種子島空港(鹿児島県中種子町)に到着したのち、バスで現在は使われていない旧種子島空港へ移動。すると、サプライズイベントが待っていました。

 参加者はバスで旧空港の敷地に到着。するとJAC社員が「これから、バスに乗ったまま滑走路を走ります」と説明。参加者は一様にどよめきました。

 バスは公道から旧空港の駐機場に直接乗り入れて、そのまま滑走路へ。そして南東側の端までゆっくりと走り、Uターンして一時停止しました。本当に飛行機が離陸するかのようです。

 JAC社員による「テイクオフ!」の掛け声でバスが発進。徐々に速度を上げていき、約1500mの滑走路を走りました。そのあいだ参加者は、席に座ったままで写真やビデオ撮影に専念します。北西側の端に着くとバスは向きを変えて停止し、若干の撮影タイムに。参加者はバスの前方に移動し、滑走路の伸びる方角を示す指示標識「31」の文字などにカメラを向けていました。

鹿児島県の協力で実現

 撮影タイムが終わると再び「テイクオフ!」の掛け声で、バスは南東側の端まで走行。終端に着いたバスは、そのままゆっくりと駐機場に移動しました。その後、参加者はバスを降りて駐機場を見学しています。

 旧種子島空港の現在の管理者は鹿児島県です。普段は立ち入ることができませんが、今回は鹿児島県の協力により、駐機場見学やバスでの滑走路走行が実現しました。

「JAC ボンバルディアDHC8-Q400 退役チャーターツアー2日間」は、11月30日に定期運航を終えたDHC8-Q400(機材番号JA851C)のさよなら企画として、12月1日(土)から2日(日)まで実施。ツアーには48名とOBパイロット4名が参加しました。

 旧種子島空港は、現在の種子島空港から南西に約8km、中種子町の市街地に隣接する場所に位置します。1962(昭和37)年7月に使用開始。当初は滑走路の長さが1100mでしたが、1973(昭和48)年に1500mへ延長しています。

 滑走路の長さが1500mと短くプロペラ機しか就航できないことから、鹿児島県は1994(平成4)年より、小型ジェット機が就航できる2000mの滑走路を持つ空港を種子島に建設。2006(平成18)年3月に開港したのが現在の種子島空港です。これにより旧種子島空港は廃港となりました。なお廃港直前には、鹿児島空港や伊丹空港との定期便が就航していました。

関連記事(外部サイト)