しなの鉄道の新型車両「SR1系」デザイン決定 イメージは「挑戦」と「高原」

しなの鉄道の新型車両「SR1系」デザイン決定 イメージは「挑戦」と「高原」

SR1系電車(ライナー車両)の外装デザイン(画像:しなの鉄道)。

しなの鉄道が新型車両のデザインを発表。形式は「SR1系」です。

クロスシートをロングシートに転換可能

 しなの鉄道は2019年2月28日(木)、同社が導入する新型車両のデザインを発表しました。形式は「SR1系」。2020年7月にデビューします。

 SR1系電車は「一般車両」と「ライナー車両」の2種類。車体やモーターなどは、JR東日本が新潟エリアに導入した新型車両のE129系電車をベースに製造されます。形式名は「Shinano Railway」の略と、「新たな歴史の始まり」「オリジナル」の意味を込めた「1」を組み合わせています。

 おもに普通列車で使われる一般車両の外装は、現在の車両と同じ赤色をベースにデザイン。ゴールドのラインを入れて、「地域の未来へ挑戦していく姿勢」を表現するといいます。車内の座席はE129系と同じ、クロスシートとロングシートを組み合わせたもの。背面に赤、座面にグレーの生地を使います。壁は白をベースとし、側面に薄い木目を使い、「『上品』で『癒される』空間」にするといいます。

 快速列車や観光客向けの列車として使われるライナー車両は、「高原の爽やかな風」「沿線の豊かな風景」を表現。外装はロイヤルブルーとシャンパンゴールドを使った塗装で「旅の上質感と高級感」を演出したといいます。また、沿線の山並みと清流を表現するため、緑と水色のラインも入れられます。このほか、長野県と沿線11市町を象徴するものとして、12枚のリーフで構成されるシンボルマークが入ります。

 車内の座席は一般車両と異なり、すべての座席がクロスシートとロングシートの両方に転換できるタイプ。信州特産のリンゴをデザインに採り入れ、「温かみのある赤」をベースにしたといいます。床は木目調のブラウンです。

 しなの鉄道は、北陸新幹線に並行している長野県内のJR在来線の一部を引き継いだ第三セクター鉄道です。現在の115系電車は国鉄時代に製造された車両で老朽化が進んでおり、SR1系の導入が計画されました。まず2019年度にライナー車両を6両導入。2020年3月に納車され、同年7月から営業運転が始まる予定です。その後は一般車両が2020年度から2026年度にかけて46両が導入され、最終的には52両になります。

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