改良型試験車両、山梨リニア実験線に導入へ 先頭形状を変更、2020年春完成予定

改良型試験車両、山梨リニア実験線に導入へ 先頭形状を変更、2020年春完成予定

山梨リニア実験線に導入される改良型試験車のイメージ(画像:JR東海)。

既存のL0系をさらにブラッシュアップ!

 2019年3月22日(金)、JR東海が2019年度の設備投資計画を発表。超電導リニア技術に関連しては、改良型試験車を製作します。

 2013年から山梨リニア実験線では、L0系で走行試験が行われています。山梨リニア実験線は、山梨県内の笛吹市と上野原市を結ぶ全長42.8kmの路線です。2027年の品川〜名古屋間開業が予定されている中央新幹線の一部になります。今回、営業車両の仕様策定に向け、L0系をさらにブラッシュアップさせた改良型の試験車が導入されます。

 先頭部はこれまでの試験結果をもとに形状を最適化することで、L0系と比べて空気抵抗を約13%下げ、消費電力や車外騒音を低減させます。前照灯と前方視認用カメラは上部に位置を変えて前方の視認性を向上させます。

 改良型の試験車は、2020年春に先頭車1両と中間車1両が完成予定。メーカーは先頭車が日立製作所、中間車が日本車輛製造です。走行試験の際は、既存のL0系の先頭車・中間車と組み合わせて編成が組まれます。

 山梨リニア実験線では、営業線仕様の車両と設備により、2編成を交互に運用して、引き続き長距離走行試験が行われる計画です。改良型試験車の製作や超電導リニア技術のブラッシュアップ、営業線の建設・運営・保守のコストダウン、「超電導リニア体験乗車」の実施への設備投資額は20億円。このほか、中央新幹線計画への設備投資額は3100億円です。

【写真】走行試験に使われている従来のL0系

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