JR旅客6社の運賃改定申請が出そろう JR北海道以外の5社は消費税率の引き上げ分のみ

JR旅客6社の運賃改定申請が出そろう JR北海道以外の5社は消費税率の引き上げ分のみ

「消費税10%」対応の運賃改定が行われるJR線(2014年8月、草町義和撮影)。

JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州の5社が消費税率の引き上げに対応するための運賃改定を申請。先に申請していたJR北海道とあわせ、JR旅客6社の運賃改定申請が出そろいました。

ICカード「1円単位運賃」引き続き東日本のみ

 JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州の5社は2019年7月2日(火)、消費税率の引き上げに対応するため運賃と料金の改定を国土交通大臣に申請。JR旅客6社の申請が出そろいました。

 現在の消費税率は8%ですが、10月1日(火)に10%に引き上げられる予定。JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州の5社は、消費税率の引き上げ分(1.852%)を運賃と料金に転嫁するため、改定を申請しました。

 普通旅客運賃は原則として、税抜き運賃に1.1を乗じ、1の位は四捨五入して10円単位の金額にします。ICカード運賃はこれまで通り、JR東日本のICカード導入区間に限り1円単位の運賃になり、1の位は四捨五入しません。普通旅客運賃以外の運賃や料金は、現在の運賃と料金に108分の110を乗じて1の位を四捨五入します。

 この方法で新しい運賃と料金を定めると、消費税の引き上げ分より収入が多くなったり少なくなったりするため、定期旅客運賃の改定率の引き上げや一部区間の特急料金などを据え置きするなどして、全体では改定率が1.852%になるよう調整します。

 申請通りに認可されれば、10月1日に運賃と料金が改定されます。JR本州3社の幹線運賃は現在、初乗り(3km以下)がきっぷ利用時で140円、ICカード利用時で144円ですが、申請通りに認可されれば、きっぷ利用時が150円、ICカード利用時が147円に。きっぷ利用時で10円値上げされ、ICカード利用時でも3円の値上げになります。

 なお、JR北海道は、消費税率引き上げ分の転嫁と経営改善のための通常値上げをあわせた運賃改定を、5社に先駆けて5月10日に申請しています。消費税引き上げ分も含めた改定率は11.1%です。

【表】初乗り運賃はこう変わる

関連記事(外部サイト)