新幹線グランクラス・グリーン車を安く使う方法 普通車より安くできるが注意点も

新幹線グランクラス・グリーン車を安く使う方法 普通車より安くできるが注意点も

新幹線グリーン車の裏技運賃

新幹線グランクラス・グリーン車を安く使う方法 普通車より安くできるが注意点も

普通車やグリーン車より広いが値段も高いグランクラス(2015年2月、恵 知仁撮影)。

普通車に比べてスペースが広い新幹線のグランクラスとグリーン車。価格はその分高いですが、ちょっとした工夫である程度安くできます。所定の運賃・料金より安く利用する方法と注意点をまとめました。

ポイントは「ネット」と「シートのみ」

 新幹線の座席は大きく分けて、普通車とグリーン車の2種類。グリーン車は普通車に比べて座席の幅や間隔が広く、快適に過ごすことができます。2011(平成23)年からは、グリーン車よりグレードの高い「グランクラス」が一部の新幹線の列車に登場。体を包み込むような大きなシートが設置され、さらにアテンダントが乗務して軽食や飲み物などを提供しています。

 グランクラスやグリーン車は価格も高額です。所定の運賃・料金(2019年10月1日以降、以下同じ)の場合、東北・北海道新幹線「はやぶさ」の東京〜新函館北斗間は、普通車指定席(通常期)が2万3430円なのに対し、グリーン車は7000円以上高い3万940円。グランクラスは3万9320円で、普通車指定席との差は約1万6000円です。

 グランクラスを安く利用する方法としては、まず「モバイルSuica特急券」があります。これはスマートフォン向けICカードアプリ「モバイルSuica」をきっぷ代わりに使う、チケットレスのネット予約サービス。モバイルSuicaの年会費(税込み1030円)は必要ですが、このサービスでグランクラスを予約、購入すると、東京〜新函館北斗間の「はやぶさ」は3万7730円で、紙のきっぷより約1600円安くなります。

 なお、モバイルSuica特急券のサービスは2019年度末に終了する予定。その代わり、「えきねっと」などの予約サイトに交通系ICカードを登録することで新幹線を利用できるサービスが始まる計画で、グランクラスの料金も変わるとみられます。

 列車によってはアテンダントが乗らず、軽食や飲み物の提供もない「シートのみ」のグランクラスを設けている場合があります。北陸新幹線「かがやき」「はくたか」のグランクラスは東京〜長野間で1万6200円(モバイルSuica特急券は1万5930円)ですが、「あさま」の「シートのみ」グランクラスは同じ区間で約2000円安い1万4119円(同1万3840円)。付帯サービスが不要なら、「シートのみ」を選んで安くする手もあります。

普通車より安い割引商品も

 グリーン車も普通車に比べて高いものの、ネット予約サービスを使うと安くなることが多いといえます。一部のネット予約サービスでは、割引率が非常に高いグリーン車向けの割引商品も限定発売。普通車とほぼ同じ価格で利用できることもあります。

 東海道・山陽新幹線のチケットレス予約サービス「スマートEX」「エクスプレス予約」の場合、3日前までの予約を条件に「のぞみ」「ひかり」グリーン車が利用できる「EXグリーン早特」と、「こだま」グリーン車を利用できる「EXこだまグリーン早特」があります。東京〜新大阪間の「EXグリーン早特」は1万4670円。「のぞみ」グリーン車の所定運賃・料金(1万9590円)より5000円近く安いうえ、普通車指定席(通常期で1万4720円)と比べても少しだけ安くなります。

 旅行会社が発売しているグリーン車利用の旅行商品を使う手もあります。東海道・山陽新幹線の「こだま」を利用できる旅行商品「ぷらっとこだま」の場合、東京〜新大阪間のグリーン車利用プランは1万2000〜1万3000円台。「EXこだまグリーン早特」(1万1400円)より少し高いものの、乗車日の前日まで購入可能で、ドリンク引換券が付くなどの特典もあります。

 このように、グランクラスやグリーン車を安く利用する方法はいくつかあります。ただ、さまざまな条件や制約が設けられていることがほとんど。たとえば「EXグリーン早特」は、利用できる「のぞみ」が早朝の列車に限られています。「ぷらっとこだま」は申込後の変更が不可能で、払い戻しの手数料も高額です。特に割引商品は変更や払い戻しができないことが多いため、購入前によく確認しておいたほうがいいでしょう。

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