大手航空2社が垣根越え協力 離島など地域路線維持へ AMX・ORC・JAC・ANA・JAL参加

大手航空2社が垣根越え協力 離島など地域路線維持へ AMX・ORC・JAC・ANA・JAL参加

EAS LLPのロゴマーク。離島路線で多く使われているターボプロップ機が上昇する姿が描かれている(画像:JAL)。

離島をはじめとする地域の航空路線を維持するため、JAL、ANAの大手2社とAMX、ORC、JACの地域航空3社が、「系列」の垣根を越えて協力。営業などの拠点は東京、技術の拠点は鹿児島に置かれます。

地域航空各社の経営独自性は維持

 離島やそれに準じる地域の航空路線を「持続可能」にするため、JAL(日本航空)とANA(全日空)の大手2社と地域航空会社3社が、“大手系列”の垣根を越えて協力。地域航空サービスアライアンス有限責任事業組合(EAS LLP)が、2019年10月25日(金)に設立されました。

 組合員となる航空会社はJAL、ANAと、熊本県天草市に本社を置くJALと関係が深いAMX(天草エアライン)、長崎県大村市に本社を置くANAと関係が深いORC(オリエンタルエアブリッジ)、そして鹿児島県霧島市に本社を置くJALグループのJAC(日本エアコミューター)です。

 これら5社が連携し、地域航空各社の経営の独自性は維持しつつ、安全推進体制の確立、安定的な運航の確保ならび効率化を目指したあらゆる協業深化の取り組みを、早期に促進していくとのこと。概要は以下の通りです。

1:安全基盤の確立と安定運航確保のための航空技術協力の推進に関する業務
2:営業販売強化の推進に関する業務
3:各種調達の効率化の推進に関する業務
4:業務共通化及び人員協力の推進に関する業務
5:前各号に付帯又は関連する一切の業務

 事業拠点が置かれるのは東京で、特に営業面や総務調達面で大手2社との連携、協力を促進。技術面では、格納庫や部品庫、シミュレーターなどの設備と体制がある鹿児島を中心に、連携を図るといいます。

 期間は設立より4年間で、3年を経過した時点で状況を検証、以降の対応が協議される予定です。

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