「2019年日本デビューの飛行機」3選 大型機が目立った1年 将来のフラッグシップ機も

「2019年日本デビューの飛行機」3選 大型機が目立った1年 将来のフラッグシップ機も

ANAのエアバスA380型機「フライングホヌ」。手前は同社のボーイング787-8(2019年5月、伊藤真悟撮影)。

2019年、ANAとJALいずれにも通路が2本あるワイドボディの大型機がデビューしました。サイズ以外にも、それぞれ外観に特徴のある機体です。どんな飛行機で、どこで乗れるのでしょうか。

ANAでは長い&ヘビーな大型機がデビュー

 2019年、日本の航空会社でデビューした飛行機は、大型機が多い傾向です。どのような飛行機が新導入されたのでしょうか。

ANA ボーイング787-10型機

 ANA(全日空)が4月26日から導入した飛行機は、ボーイング787-10型機です。ボーイング787シリーズの787-8型機と787-9型機は、これまでANA、JAL(日本航空)ともに主力機として運航されていますが、787-10型機はANAのみが使っています。

 787-10型機の特徴は、787シリーズで最長となる68.3mの長い胴体。787-8型機より11.6m、787-9型機より5.5m長くなっています。またその基本設計は、-9型機とほぼ同じとのこと。シリーズ通じて、エンジンカウル後部のギザギザ(シェブロンノズル)に特徴があります。複合材を多く使ったことで、高い高度でも、これまでより地上に近い気圧や高い湿度を保てる客室が強みです。2019年12月現在、ANAは同型機を2機保有しています。

ANA エアバスA380型機

 ANAが5月24日から導入したのは、エアバスA380型機。現在、日本ではANAのみが運航しており「フライングホヌ(空飛ぶウミガメ)」のニックネームで特別塗装が施されています。

 エアバスA380型機の最大の特徴は、その大きさ。総2階建てで、全長、全幅ともに最大級の旅客機です。ANAの「フライングホヌ」は4クラスで520席を配していますが、海外の航空会社ではエコノミ−クラスのみで、840席仕様のものも計画されていたそうです。2019年12月現在、ANAは2機を保有しています。

JALが導入したのは将来のフラッグシップ機

 一方JALは、将来のフラッグシップ機を導入しました。

JAL エアバスA350-900型機

 JALが9月1日から導入したのは、エアバスA350-900型機。JALではA350-900型機と、2023年導入予定である長胴型A350-1000型機の「A350-XWBシリーズ」を、次世代の主力機とする計画です。

 機体の特徴は、コクピット窓周りの黒縁「ゾロマスク」と、曲線を描きながら跳ね上がった主翼先端のウィングレット。エンジンは新開発のもの(ロールスロイス・トレントXWB)を採用し、静かな客室が強みとのことです。JALは、2019年12月時点でA350-900型機を4機(5機目は12月中に導入)保有しています。

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 これらの3機種は、いずれも通路が2本あるワイドボディ機です。2019年12月現在、ANAのボーイング787-10型機は成田〜シンガポール、マニラ線で、ANAのエアバスA380型機は成田〜ホノルル線で、JALのエアバスA350-900型機は羽田〜福岡、新千歳線と、2020年2月から羽田〜那覇線の、それぞれ一部便で投入されているとのことです。

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