なぜ首都高入口に「鉄道の踏切」!? 周囲に線路なし いつ閉まるのか 警報器遮断機 作動

なぜ首都高入口に「鉄道の踏切」!? 周囲に線路なし いつ閉まるのか 警報器遮断機 作動

鉄道の踏切で見られるような遮断機が設置されている1号羽田線上り 羽田入口(2020年1月、乗りものニュース編集部撮影)。

首都高のある入口に、鉄道の踏切にあるような警報機と遮断機が設置されています。周囲に線路はありませんが、何のために設けられているのでしょうか。この首都高の「踏切」、月1回は定期的に閉まります。

入口の閉鎖時に自動で閉まる「踏切」

 首都高のある入口に、鉄道の踏切で見られるような信号機付き警報機と遮断機が設置されています。どのような理由で設けられているのでしょうか。

 場所は1号羽田線の羽田入口(上り)です。環八通り(内回り)から左折してすぐ、この踏切で見られるような遮断機があり、その先の料金所手前にも短い遮断機が設けられています。鉄道用にも似た遮断機の設置理由について、首都高速道路は次のように話します。

「入口が通行止めとなる場合に、街路(環八通り)から料金所までのあいだで車両を滞留させないために設置しています。その際、通行車両との接触事故を誘発しないよう警報機が点滅し、遮断棒が自動で下りてきます。イメージとしては鉄道の踏切に近いものですが、音は鳴りません」(首都高速道路)

 同社によると、この遮断機は「鉄道用のもの」をあえて選択したわけではなく、動作の要求仕様に基づき、現場の状況に合わせて作ったものだそうです。ここまで鉄道用に似たものになった詳細な経緯は不明だといいますが、「確かに似ていますね」と話します。

毎月1回、定期的に閉まる「踏切」

 遮断機が閉まる入口の通行止めは、突発的な事故発生時などのほか、毎月第2日曜の夜にも定期的に実施されています。というのも、ここは「1レーン運用の料金所」だからです。

 羽田入口(上り)は、2018年4月から長期通行止めとなり、2019年5月に再開通しました。鉄道用に似た遮断機が設置されたのは、それ以降のことです。以前はこの入口に料金所がなく、ここから入ったクルマの通行料金は平和島本線料金所で徴収していましたが、同本線料金所を撤去し、羽田入口(上り)の料金所をETC・現金共用の1レーンで新設しました。ETC設備などの定期メンテナンスが行われる場合、代替のレーンがないため、入口そのものが通行止めになります。

 なお、2019年12月に新設された3号渋谷線の渋谷入口(下り)も、羽田入口(上り)に次いで1レーン運用の料金所が設けられました。ここも定期的な通行止めが実施され、遮断機により閉鎖されますが、鉄道用に似たものではありません。

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