往復180万円のエミレーツ航空B777「ファーストクラス」どんな感じなのか? 体験展示へ

往復180万円のエミレーツ航空B777「ファーストクラス」どんな感じなのか? 体験展示へ

エミレーツ航空のボーイング777-300ER型機(画像:Mark Harkin[CC BY-SA〈https://bit.ly/3741e3C〉])。

内装の豪華さから「空飛ぶ宮殿」とも呼ばれるA380を運航するエミレーツ航空、一方で羽田空港発着路線で運航しているのはボーイング777です。このファーストクラスを展示するイベントで、A380に負けない豪華設備の数々を体験してきました。

「空飛ぶ宮殿」エミレーツA380 対しB777のFクラスは?

 アラブ首長国連邦のドバイに本拠を構えるエミレーツ航空が、2020年2月3日(月)から2月16日(日)まで、六本木にあるメルセデス・ベンツのアンテナショップ「Mercedes me Tokyo」にて、国際線旅客機のファーストクラスを体験できるイベントを実施しています。2月6日(木)、実際に体験してきました。

 エミレーツ航空といえば、総2階建てであるエアバスA380型機のローンチカスタマー(航空メーカーにそのモデルの開発を後押しする航空会社)で、成田空港や関西空港にも同型機を飛ばしています。

 そしてそれらA380型機の内装は「空飛ぶ宮殿」とも呼ばれ、シャワールーム付きの豪華なファーストクラス設備などが知られています。世界でもっともリッチなシートを供する航空会社のひとつでしょう。

 一方、羽田空港を発着するエミレーツ航空便は、滑走路などの制約があることから、前出のA380型機ではなく、ボーイング777-300ER型機で羽田〜ドバイ線を運航しています。ところがこの機のファーストクラスも、「空飛ぶ宮殿」と負けず劣らずの豪華さです。前述のイベントではこの、777-300ER型機のファーストクラスシートを体験することができます。ちなみに実際の往復運賃は、通常180万円前後といいます。

 実機におけるファーストクラスの座席配置は横1-1-1列、全席が完全個室で、その空間は1席あたり最大2畳ほどです。本革製のシート、最先端というコントロールパネル、照明などは、メルセデスベンツの最高級車シリーズのひとつ「Sクラス」から着想をうけたデザインといいます。

 レザーシートは全自動でフルフラットになり、シーツなどをセットをすると完全なベッドにすることができるほか、通常の着座体制でも足置きやリクライニングなど、11か所を動かすことができ、細かい調節が可能です。シートのかたわらにはクローゼット式の収納スペースが設けられるなど充実しています。

エミレーツB777のFクラスには業界初の取り組みも

 エミレーツ航空のボーイング777-300ER型機におけるファーストクラスの中央席は、業界初という「バーチャル窓」が導入されています。これは飛行機の窓を模した画面上に、外の景色をリアルタイムで映し出すもので、中央席でも窓側にいるような気分を楽しむことができるそうです。

 コントロールパネルは英語、日本語含む14言語に対応しています。ユニークなのは通常、機内の客室温度は一括で管理されているのに対し、このファーストクラスでは、利用者それぞれが自分の好みの温度を設定できることでしょう。

 イベント会場で案内に立っていたエミレーツ航空のCA(客室乗務員)も「他社さんの客室をすべて存じ上げているわけではありませんが」と前置きした上で、他社の客室であまりこの機能は見たことがないと話します。このほか、照明のカラーや明るさも変えることができます。

 メインモニターの大きさは32インチで、約4500のコンテンツが視聴でき、一部では日本語字幕も挿入されています。モニターの両脇にはミニバーが設けられていて、ドリンクの種類にこだわならければ、CAへオーダーする必要すらありません。なお、モニター前のテーブルの一部を立ち上げると、鏡付きの化粧台に変貌します。

機内食は「キャビア」が出るらしい…安く乗れるときもアリ

 今回のイベントでは座席設備を中心とした展示になっていますが、サービスの柱のひとつである機内食はどのようなものなのでしょうか。

 前出のCAによると、同社の機内食でもっとも人気があるメニューは、キャビア盛り合わせとシャンパンだそうです。またエミレーツ航空の広報担当は「ドバイは日本人の人気も高まってきているので、日本食レストランとのコラボレーション機内食も提供しています」と話します。

 このように「プレミアム感」の高さをセールスポイントとしているエミレーツ航空ですが、日本では初の取り組みとなった今回のイベントの狙いを、同社の広報担当は次のように話します。

「プレミアム感の高い航空会社でありながらも、さまざまなお客様に体験してもらいたいので、この展示企画もそうですし、時期を見込んでセール価格を提示しています。たとえば2月の一部期間では『女子旅』というキャンペーンを実施しており、ファーストクラスはおよそ60万円前後からと、通常のビジネスクラス程度の価格で航空券を購入できます」(エミレーツ航空 広報担当)

 なお、このボーイング777-300ERで採用されているファーストクラスは、業界初を含む新機能が取り入れられていることから「ゲーム・チェンジャー」と呼ばれているそうです。

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