積丹エリアの老舗寿司店でウニ&握りを食べるならこの2店

積丹エリアの老舗寿司店でウニ&握りを食べるならこの2店

積丹エリアの古平町にある老舗店「新家寿司」。

積丹半島の中央部を北東から南西へと横断する道道998号・当丸(トーマル)峠。好景観で知られるこの峠の東側、つまり石狩湾側に位置する町が古平(ふるびら)町。峠の向こうの西側、岩内湾側に面する小さな漁村が神恵内(かもえない)村です。積丹エリアでも屈指の知名度を誇る人気の寿司屋2店が、この当丸峠を挟んで存在していることは、不思議な偶然といえるかもしれません。東積丹を代表する老舗店「新家(しんや)寿司」と、知る人ぞ知る西積丹の名店「勝栄鮨」を紹介しましょう。

■ 東積丹を代表する老舗店「新家寿司」

余市からいくつかの長いトンネルを越えて20分ほど走ると古平市街に入ります。「新家寿司」は、海岸沿いに伸びる市街を抜け、内陸へ入る直角左カーブを曲がるとすぐ右手に見えるはず。立派な店構えながら敷居が高い感じは全くなく、席数、駐車場とも余裕たっぷり。グループでの利用も問題ありません。

丼もののおすすめは、濃厚なバフンと上品な味わいのムラサキ、2種類のウニが楽しめる「生うにちらし(赤と白)」(5778円)。他店で見られるウニ丼と違って酢めしを使った「ちらし」であることが大きな特長です。ちなみに価格は、ウニの仕入れによって3780円〜7980円の間で大きく変動するそう。例年、7月からお盆に向かって徐々に価格が上がっていくので、早めのお出かけがポイントですよ。

お寿司から麺類まで幅広い品揃えを誇る「新家寿司」ですが、握りのおすすめは「東しゃこたん旬握り」(3780円)。メニュー名どおり、古平を中心とした東積丹エリアで水揚げされるネタのみを使った握りで、鮮度抜群の朝イカやヒラメに加え、ヤナギノマイ(メバルの一種)、ホッケのルイベ、タコの卵の醤油漬けなど、ここでしか味わえない絶品ネタが揃います。小鉢にのったカスベの煮こごりも、それだけ別に注文したくなるほどジューシーな味わい。地元・古平を愛して止まない店主のこだわりが詰まった握りです。

60年近く続く老舗店を先代から引き継ぎ、新家寿司に新しい歴史を刻む専務の田岸義章さん。古平町商工会の青年部長でもあり、地元・古平の活性化にも取り組む寿司職人です。「夏から秋口に入っていくと、古平沖で獲れる新鮮なサバ、ブリ、マグロ、アワビなどもネタに加わります。東積丹ならではの豊富なネタを真心込めて握りますので、ぜひご来店ください」と語ってくれました!

■住所:古平町大字新地町13 ■電話:0135・42・2303 ■時間:11:00〜20:00(LO)※閉店時間は変動あり ■休み:不定  ■席数:120席(分煙)

■ 知る人ぞ知る西積丹の名店「勝栄鮨」

人口1000人に満たない小さな漁村・神恵内村。この村にある唯一の寿司店が「勝栄鮨」です。知らなければ通り過ぎてしまうような素朴な店構えなのですが、グリーンシーズンになると平日でも店の前に行列が伸びるのですから、やはり名店といっていいでしょう。

こちらの「うに丼」(3500円)は、決まった漁師から仕入れている極上のムラサキウニが250g近くのり、最高の味が楽しめます。他地域のウニは一切使わず、神恵内産がないときは食べられないというこだわりぶり。「勝栄鮨を目指して神恵内へ」という客が多いことも頷けます。

いちばん人気の握りが「寿司(特上)」(2500円)。ここのお寿司は、なんといってもネタが大きい! もちろん大きいだけではなく、鮮度は抜群、味は上品で繊細です。このバランスの高さこそが、遠く札幌から通う常連客も多いという「勝栄鮨」の本領といえるでしょう。

数名分のカウンターと座敷で計24席という小ぢんまりとした店内ですが、アットホームな雰囲気の中で寿司が楽しめるのも、このお店の大きな魅力。店主の佐藤和則さんは、東京での修業経験もある実力派で、ネタの目利きや腕の確かさにも納得です。「小さな店だし、一人でやってるもんで、夏は待たせてしまうのが申し訳なくてなあ」と恐縮する佐藤さん。多少並ぶことになっても、この店のウニ丼やお寿司、食べる価値がありますよ!

■住所:神恵内村大字神恵内636-5 ■電話:0135・76・5841 ■時間:11:00〜ネタがなくなり次第閉店(15:00くらいが多い) ■休み:月曜(祝日の場合は営業) ■席数:24席(禁煙)

「札幌からいちばん近い積丹」である古平町の新家寿司。静かな西積丹・神恵内村を代表する勝栄鮨。店構えも雰囲気も対照的な両店ですが、ウニ丼や握りの味はどちらも絶品。当丸峠のドライブを楽しみがてら、二つの寿司店をハシゴしてみてはいかがですか?

【北海道ウォーカー編集部】

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