坂本龍馬研究者らが集結!“直筆の手紙”の見どころ解説

坂本龍馬研究者らが集結!“直筆の手紙”の見どころ解説

全国龍馬社中会長の橋本邦健氏が登壇

7月14日、東京・飯田橋の神楽座にて、「没後150年。『坂本龍馬の記憶』を語る会」シンポジウムが開催され、日本を代表する龍馬研究者・愛好者が一堂に会した。

今年1月にその存在が発表された「龍馬から中江雪江への手紙」。同イベントでは、この手紙の文字から見えてくる“龍馬の真意”や、6月16日に発表されたばかりの「直筆の手紙6枚」の“歴史的価値と新解釈”をテーマに、龍馬研究者らがトークセッションを展開。龍馬の記憶を辿った。

登壇したのは、高知知県の尾崎正直知事(「崎」は“立つさき”)、京都国立博物館上席研究員の宮川禎一氏、佛教大学教授の青山忠正氏、福井市立郷土歴史博物館館長の角鹿尚計氏、全国龍馬社中会長の橋本邦健氏、高知県坂本龍馬記念館学芸員の三浦夏樹氏、坂本家10代目の坂本匡弘氏、全国龍馬社中副会長の小美濃清明氏。

イベント開始時、まず小美濃氏は「龍馬の全貌というものは、まだまだ掴めておりません。彼の実像はジグソーパズルのようなもので、ところどころ全く研究されていないところがあるんです。私はそこを掘り起こす作業を続けているところです」と自己紹介した。

そして議題は、龍馬暗殺の5日前に書かれた「坂本龍馬書簡」へ。福井藩・中江雪江宛てのこの手紙は、これまで書かれた龍馬の手紙と字体が異なるともいわれているが、これに関して宮川氏は「しかし、非常に龍馬らしい字。福井藩の重役に書いた手紙ですので丁寧に、そして一気に書き上げられているのがよく分かります。上手過ぎるという指摘もあるようですが、龍馬そのものの字で問題はありません」とコメント。角鹿氏は「相手が中江雪江。龍馬は彼がキーマンであることをよく分かっていた。この相手に非常に緊張しながら書いている、ここに私は感動を覚えます」と付け加えた。

続いて議題は、龍馬の兄・権平ら家族に宛てた6枚の手紙へ。宮川氏は、この手紙のある部分に注目し、「手紙に『みな大笑いにて〜』という部分があるんですが、ここに出てくる人物は大河ドラマ3人組。小松帯刀は『篤姫』の主人公。西郷隆盛は来年の主人公。坂本龍馬は『龍馬伝』の主人公。つまり、この手紙に出てくる、『アハハハ』と集まって笑っているのは、ドラマの主人公になるような人たちなんです」と解説。「この3人が薩摩藩邸に集まって、寺田屋事件(坂本龍馬襲撃事件)のことを振り返って大笑いしている…、ここがこの手紙の最大の読みどころ。このときこそが、日本の進路を決めた、ドラマティックな瞬間だったのではないかと思う」と感慨深げに語っていた。

なお、7月14日より、小美濃副会長が監修した完全受注生産の「坂本龍馬大鑑〜没後150年目の真実〜」(税別 本体1万5000円)が予約を開始。高知県では2017年から2カ年にわたって「志国高知 幕末維新博」を開催中だ。これを機に、坂本龍馬や歴史に思いを馳せてみては?【ウォーカープラス編集部/Raira】

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