一挙両得! 知床五湖を深く楽しむ歩き方

一挙両得! 知床五湖を深く楽しむ歩き方

地上遊歩道は「知床五湖フィールドハウス」が出発点

原始の自然が息づき、世界自然遺産にも認定されている知床。そんな知床の原生林の中にある5つの湖は「知床五湖」と呼ばれ、北海道の大自然を味わえる人気観光地となっています。知床五湖の散策では高い位置に作られた「高架木道」を歩くコースと、地上に降りて間近に五つの湖を巡る「地上遊歩道」コースがあります。

どちらにしようか迷った場合、もし時間が十分にあるのなら「地上遊歩道」がオススメ。「地上遊歩道」コースの後半は、「高架木道」の最終地点から出発地点に戻ります。つまり、「地上遊歩道」を選択すれば「高架木道」も自動的に楽しめるというわけです。で、今回はその一挙両得の「地上遊歩道」のご紹介です。

「地上遊歩道」のスタートはこちら「知床五湖フィールドハウス」。「地上遊歩道」を散策する際に必要なレクチャーを受けるところです。館内には知床に生息する動物の原寸大の写真や、動物の痕跡の模型などが展示されていて、より散策を楽しくしてくれるビジターセンター的な施設となっています。

地上遊歩道を歩く前には、植生保護やヒグマ遭遇回避に関するレクチャーを受けなければいけません。動植物を採取しない、飲食物を持ち込まない、ゴミは持ち帰るなど、全て大切なことですのでしっかりと守るようにしましょう。また、万が一ヒグマに出会った時のの対処方法などもレクチャーされます。なんだか緊張感が高まってきました。レクチャーと手続きを終えると、いよいよ知床散策に出発です!

今回は全長3kmの長いルート、通称「大ループ」を巡ります。「知床フィールドハウス」から地上に降り、最初の湖、五つの湖の中で一番小さな「五湖」を経て、やってきたのは「四湖」です。知床では湖の名前に数字がつきます、実はこれらの湖群には固有の名称がなく、便宜的に「一湖」「二湖」などと呼ばれているそうです。「四湖」は大自然の中にひっそりとたたずんでいる感じがとても神秘的で、特に紅葉シーズンには周りの原生林が色づいてさらにキレイになるんだとか。

「四湖」を過ぎ、ミズナラやトドマツの林にやってくると、周りの木々にクマゲラのつついた穴やヒグマの爪痕なども見ることができます。そして林の中の「三湖」を過ぎると、知床五湖の中で最も大きい「二湖」が見えてきます。ここは「地上遊歩道」の中でも知床連山が望める最も美しいビュースポットのひとつ。雄大な景観と湖面に映し出される知床連山の姿が秀麗です。

「地上遊歩道」コース大ループの最後は「一湖」です。こちらが「地上遊歩道」の終点です。ここから「高架木道」の終点部分にある「湖畔展望台」に上がり、見晴らしの良い「高架木道」を歩きフィールドハウスに戻ります。知床連山と「一湖」と一緒に写真を撮るのに最適なポイントでもあります。

知床の原生林にはシカやキツネ、リスなどの多種多様な野生動物が住んでおり、遊歩道を散策しているとそんな動物たちとばったり出会うこともあります。そんなときはむやみに近づいたり、エサをあげたりしてはいけません。彼らの普段の生活を脅かさないように心がけましょう。

地上遊歩道を歩ける時期には5月上旬から7月下旬までの「ヒグマ活動期」、4月〜5月上旬、8月〜10月下旬までの「植生保護期」、10月下旬から閉園期間までの「自由利用期」の3つの期間があります。「ヒグマ活動期」にはガイドツアーに申し込む必要があり、別途料金(大ループ約5000円、小ループ約2500円)が必要ですので注意してください。

ルートは「二湖」と「一湖」の周りをぐるりと散策する「小ループ」(要予約・有料)と、五湖全てをゆったり散策する「大ループ」(要予約・有料)があり、それぞれ一周で約1時間半〜3時間程かかりますので、観光する際は十分な時間を取ることをオススメします。

地上遊歩道 ■住所:斜里町岩尾別 ■電話:0152・24・3323(知床五湖フィールドハウス) ■時間:4月下旬〜11月下旬(予定)の7:30〜18:00 ■休み:期間中なし ■料金:レクチャー受講料250円 ■駐車料金:500円(1台/1日)

【北海道ウォーカー編集部】

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