“幻の豪華列車”が旅の舞台!九州の食材×有名シェフが織りなす、至福のスイーツコースを堪能

“幻の豪華列車”が旅の舞台!九州の食材×有名シェフが織りなす、至福のスイーツコースを堪能

ゴールドと黒を基調に、唐草模様をあしらった艶やかな外観デザイン

洗練されたラグジュアリーな空間に、車窓から眺める九州の自然や街並み、厳選食材を使用した上質なスイーツコース。このすべてを同時に楽しめるのがJRKYUSHU SWEET TRAINの「或る列車」だ。今なお予約困難と言われる豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」に携わった水戸岡鋭治氏がデザイン・設計を手がけ、ななつ星に劣らない上質な内装に目を奪われる。今回は、佐世保発の長崎コースに九州ウォーカー担当ライターが乗車し、現場をレポート!

■ 高級ホテルのようなラグジュアリーさ!随所に匠の技が光るクラシカルな車内にうっとり

1900年代当時、日本で最も豪華な設備を備えていた米国ブリル社製の“幻の豪華列車”「九州鉄道ブリル客車」(通称:或る列車)が今回の旅の舞台だ。

JR九州の前々身である「九州鉄道」が発注したものの、九州鉄道が国有化されたことにより、活躍する機会に恵まれず…。“幻の豪華列車”と化してしまった或る列車だが、ついに100年の時を越えて2015年、九州の地で蘇った。世界に名を馳せる鉄道模型の神様、故・原信太郎氏の模型を元に、水戸岡鋭治氏がデザイン・設計を担当。九州の色、形、素材に匠の技を組み合わせた、オンリーワンの列車が誕生した。

1号車へと足を踏み入れると、上品でありながら、明るくロマンチックな色味に包まれた空間に心がときめく。窓枠に使用されている組子は、“木工のまち”として知られる福岡県大川市の「大川組子」のもの。

和の風情を感じさせる格天井は「ななつ星in九州」にも取り入れられているそう。キラリと輝く四葉のクローバーの中には、三つ葉と七つ葉がひっそりと隠れているという遊び心も。席は、2人席と4人席を用意する。

2号車は、1号車とは雰囲気がガラリと変わり、重厚感のある造り。すべて個室になっており、1人席と2人席を完備する。美しい組子で作られた引き戸をあけて個室の中へ入ると、窓側の組子から穏やかな日が差し込み、なんとも言えないラグジュアリーな空間に包まれる。

■ “メイド・イン・九州”がたっぷり詰まったワールドクラスのスイーツコース

列車が走り出すと、お待ちかねの食事タイム。スイーツコースをプロデュースするのは、東京・南青山のレストラン「NARISAWA」のオーナーシェフ、成澤由浩氏だ。自然環境をテーマに、成澤氏が実際に九州各地の生産者を訪れ、目で確かめた食材を主に使用する。

有機肥料をメインとした土造りにこだわる野菜農家、平飼いで育てたブランド鶏など、旬に最高の食材を最適な土地より仕入れ、季節を感じさせるコース内容に仕上がっている。リピーターにも楽しんでもらえるよう、コース内容は月替わり。今回は1月に乗車したため、新年をイメージした華やかな料理が提供された。

まずは、木箱に入った軽食が登場。長崎県小長井のプリプリの牡蠣を使った炊き込みご飯など3品が上品に盛り付けられている。「おおいた冠地どり」の白湯スープも旨味がたっぷりと染み出し美味。

スイーツは、クレープシュゼットやパイ包み、カクテルスイーツなど、バラエティ豊か。アートのような美しい盛り付けと、和と洋を融合させた素材の組み合わせにも驚く。

ドリンクは、熊本県産ワインや宮崎の日向夏ジュース、福岡の星野製茶園の紅茶などこだわりの10種を無料で注文できるのがうれしい。

車窓からの景観を横目に極上のスイーツを味わう、至福のひと時。或る列車でワンランク上の日帰り旅行に出かけよう。

【九州ウォーカー編集部/取材・文=冨永陽子】(九州ウォーカー・冨永陽子)

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