「猛暑の年は紅葉がきれい」って本当?気象予報士に聞いた“美しい紅葉になる条件”

「猛暑の年は紅葉がきれい」って本当?気象予報士に聞いた“美しい紅葉になる条件”

美しい紅葉になる気候条件とは(写真はイメージ)

厳しい暑さが続いた2018年の夏。猛暑を前に外出を避けていた人の中には「秋こそおでかけを!」と考えている方も多いのでは?秋のおでかけの定番と言えば紅葉狩りですが、気になるのは紅葉に対する猛暑の影響です。

「猛暑の年は紅葉がきれいになる」という説もあればその逆もあり、真偽が気になるところ。記録的な暑さは紅葉とどう関係するのか、紅葉の見ごろ予想を毎年発表している日本気象協会に聞きました。

「紅葉は夏の気温よりも秋の気温と深い関係があります」と話すのは、日本気象協会の紅葉の見ごろ予想を担当する気象予報士。「秋になって気温が低くなると紅葉が進み、美しい紅葉が見られるようになります」とのことで、夏の気温は直接的にはあまり影響しないのだそう。目安として、最低気温が大体8度以下になると紅葉が進み、紅葉の見ごろも一般的には秋の気温が低いと早くなり、気温が高いと遅くなるのだと言います。

「9月〜10月の気温の寒暖の差が大きくても、最低温度が8度以下にならなければ、紅葉はあまり進みません。夜間の気温がおよそ8度を下回ると紅葉が進みますが、8度からの下回りが大きいほど、紅葉が順調に進みます」

一方、夏の気候で紅葉に重要になるのは日照時間だと言います。「今年の夏は日照時間が多かったので、紅葉の色を出す色素のもとになる糖分を生成する光合成が活発に行われたと考えられます」。人間にとっては厳しいものとなった今年の照りつける日差しですが、紅葉への下準備としてはプラスに働いたとみてよさそうです。

このほかにも、紅葉に関係する気象条件として挙げられるのは適度な雨。樹木の生育を維持するためにある程度の雨量が必要になるからなのですが、台風や発達した低気圧などの影響で暴風が吹くと葉が傷んでしまうので、嵐のような雨は少ない方が好ましいとのことでした。

日本気象協会は今年の紅葉の見ごろ予想を準備中。見ごろの時期や紅葉の色づきがどうなるか今から気になるところです。(東京ウォーカー(全国版)・国分洋平)

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