次々生まれる“赤ちゃんパンダ”繁殖成功の秘密はイケメン父ちゃん?「アドベンチャーワールド」で聞いた

次々生まれる“赤ちゃんパンダ”繁殖成功の秘密はイケメン父ちゃん?「アドベンチャーワールド」で聞いた

「パンダラブ」では双子の桃浜(とうひん)、桜浜(おうひん)など3頭と、「ブリーディングセンター」ではお父さんの永明(えいめい)が暮らしている/アドベンチャーワールド

2018年8月14日、和歌山のテーマパーク、アドベンチャーワールドにジャイアントパンダの赤ちゃんが誕生した。上野動物園では昨年、同動物園生まれとしては29年ぶりとなるシャンシャンが誕生して大きな注目を浴びたが、アドベンチャーワールドでは2000年に誕生した良浜から、今回生まれた赤ちゃんまで、16頭もの繁殖に成功している。中国以外では世界一の成功率という、その秘密を飼育員の真柴さんに聞いてみた。<※情報は関西ウォーカー(2018年9月11日発売号)より>

■ 世界一の繁殖率の秘密はお父さんパンダの優しさ!?

「なんと言ってもお父さんパンダ・永明(えいめい)のメスへの優しい対応だと思います」と真柴さん。永明は1992年に中国で生まれ、1994年にアドベンチャーワールドへ来園。2000年に中国からやって来た梅梅(めいめい)との間に6頭、2008年に梅梅が亡くなったあとは、梅梅が中国で別のパンダとの間にもうけアドベンチャーワールドで生まれた、良浜(らうひん)との間に9頭の赤ちゃんを誕生させているスーパーお父さん。

「パンダの繁殖期は1年で2週間ほど。そのうち交尾が可能なのは2、3日ほどなんです。それがいつやって来るかこまやかな観察が必要ですし、その日が特定できても2頭のタイミングや相性が合わないと、交尾ができない。うまくいかないとケンカをしてしまい、再チャレンジに翌年まで待たないといけないのが普通です。でも永明は交尾にいたらなくても、すぐやり直しがきくぐらい、とてもメスに優しく接してあげるんです」

また、パンダが健康な体を保てる環境のよさも繁殖成功率の秘密のようだ。繁殖期を迎えるのは春ごろが多い。その時期は中国のパンダ生息地の気候とよく似ていて、パンダにとって快適に過ごせる環境だという。

■ 8月に生まれたばかりの赤ちゃんの公開に期待!

飼育されているパンダの平均寿命は25〜30歳と言われ、永明は9月14日で26歳、良浜も9月6日に18歳で、人間で言うとすでに70代半ばと50代前半という年齢。さらにアドベンチャーワールドでは赤ちゃんパンダがきちんと親離れし、大人への第一歩として独り立ちできる約2年間は次の交尾を控えている。

しかし真柴さんの「個体の健康管理や飼育環境にさらに留意しながら、次の繁殖を目指していきたい」という言葉から2年後も期待ができそうだ。

今回の赤ちゃんは、時期は未定だが良浜が赤ちゃんをだっこする姿などが見られるよう公開予定。成長具合をチェックし、この機会にアドベンチャーワールドへ足を運んでみては?

■ 数字で見るヒットのポイント

【8人】パンダを飼育する飼育員の数。さらに動物病院の獣医が2人、繁殖期には中国よりスタッフが2人来日し繁殖をサポート。

【7種・50〜60キログラム】1頭当たり1日に用意する笹の種類と量。パンダはかなりグルメで笹のえり好みが激しく、実際には用意した半分ほどしか食べないそう。

【約2メートル】園内の「パンダラブ」でのパンダまでの距離。ガラス越しではないため、笹を食べる音や息遣いまで聞こえる距離感が魅力。

■アドベンチャーワールド<住所:和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399 電話:0570-06-4481 時間:10:00〜17:00 ※季節により変更あり 休み:不定休 料金:入園券(1DAY)4500円 駐車場:5000台(1200円/1日) アクセス:紀勢自動車道南紀白浜ICより車で10分>(関西ウォーカー・関西ウォーカー編集部)

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