「実物大ユニコーンガンダム立像」1周年、新たなガンダムはお台場の象徴となったか

「実物大ユニコーンガンダム立像」1周年、新たなガンダムはお台場の象徴となったか

ダイバーシティ東京 プラザに展示されている「実物大ユニコーンガンダム立像」

東京・お台場のダイバーシティ東京 プラザ、同館のフェスティバル広場に「TOKYO ガンダムプロジェクト」の一環として登場した「実物大ユニコーンガンダム立像」が9月24日(月・祝)、展示開始から1周年を迎えた。

2017年3月に惜しまれながらも展示を終了した実物大ガンダム「RG1/1 RX-78-2 ガンダム Ver.GFT」に代わり登場した「ユニコーンガンダム」は、『機動戦士ガンダムUC』の主役機。同作はガンダムシリーズの中でも国内外で人気の高い作品だ。

一方で認知度という点においては、初代ガンダムに比べると必ずしも「誰もが知っている」とは言い切れない部分もあった。だが、実物大ユニコーンガンダム立像登場から1年が経ち、新たな立像とユニコーンガンダムは幅広い層に受け入れられていると「実物大ユニコーンガンダム立像PR事務局」の広報は話す。

「お台場のガンダム立像といえば、2012年4月から2017年3月まで同広場に設置されていた初代の『RG1/1 RX-78-2 ガンダム Ver.GFT』というイメージがありましたが、ユニコーンガンダム立像設置から1年経過し、様々なイベントで多くの方にご来場いただき、お台場のガンダム立像といえば、現在の『ユニコーンガンダム立像』という認知はかなり高まってきたと感じています」。

立像の全高は19.7m。ユニコーンモードからデストロイモードへの“変身”や各所の発光など原作での表現を可能な限り再現した機構が盛り込まれており、立像単体でもインパクトは大きい。だが、同プロジェクトはそれだけに留まらず、プロジェクションマッピングや冬季限定のイルミネーションをはじめ、ガンダム立像と間近で写真を撮ることができるフォトデッキの設置や、立像の足元をくぐるウォークスルーイベント、高校生による国際交流イベント「TOKYO MEETING」など、この1年で様々な施策や演出を行ってきた。

「フォトデッキはプロのカメラマンによる撮影が人気で、お土産のフォトアルバムを、個人、カップル、ファミリーと多様なお客様に購入いただいております。ユニコーンモードとデストロイモードが時間によって変わりますので、両方の写真を記念にと、一日何回かお越しいただいて購入されるお客様もいます。

また、昨年の秋のフォトデッキでは、外国からお越しになられた男性が、一緒にこられた女性に、突然フォトデッキでプロポーズされて、順番待ちのお客様も一緒になって祝福したというエピソードもありました」と話すように、イベントはいずれも好評を博している。

また、実物大ユニコーンガンダム立像が展示されている「ダイバーシティ東京 プラザ」も、施設を挙げた積極的な発信を行っている。同施設は、2012年の開業時より「TOKYO ガンダムプロジェクト」に参加。立像以外にも、館内にはガンダムカフェやガンダムベース東京など、ガンダムに関係するテナントが複数出店している。また、ガンダム関連のイベントも多く開催されており、その際には全館にスタンプラリーやフォトスポットが登場し、館内はガンダム一色に染まる。

同施設を運営する三井不動産の広報部は、「実物大ユニコーンガンダム立像を楽しみにしていただいたお客様の来館が多くみられており、国内だけでなく国外からの訪日観光客のお客様へもご好評いただいております。アジアからの観光客が多いですが、欧米からも増加しているように思えます」と、立像展示に確かな手ごたえを感じている。

また、「『実物大ユニコーンガンダム立像』の見学を楽しんでいただくだけではなく、テナントとして入っていただいたり、施設全体でイベントを行うなどして盛り上げることで、ユニコーンのみならずガンダムの様々なキャラクターや作品・シリーズを楽しんでいただくことができ、より楽しいお時間を過ごしていただけると考えております」と、立像をきっかけに、施設として作品の魅力を最大限に活かそうとする姿勢がうかがえる。

立像設置から1年経過した今も、各演出の時間には多くの人が広場に立ち止まり演出を観賞するなど、その人気は衰えるところを知らない。TOKYO ガンダムプロジェクトでは「東京に、そして日本にお越しになった思い出として、記念や記憶に残る存在として楽しんでいただける企画を考えて参ります」と、今後も継続的な施策を検討している。

また、11月からは開業以来初となる大規模リニューアルを迎えるダイバーシティ東京 プラザも、「ますます増加が見込まれる訪日外国人をはじめとする来街者へ対応し、商品展開を強化するほか、体験型エンターテイメントコンテンツを拡充し、国内外のお客様により楽しんでいただける施設を目指したいと考えております」と、来館者がさらに楽しめる施設作りを進めている。

実物大ユニコーンガンダム立像は新たな観光名所としてだけでなく、お台場の街の魅力をさらに引き出す存在になったと言えそうだ。(東京ウォーカー(全国版)・国分洋平)

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