「配当性向50%以上」を掲げるダスキンの第2の収益柱:フード事業の現状

「配当性向50%以上」を掲げるダスキンの第2の収益柱:フード事業の現状

ミスタードーナツで1月7日から期間限定で発売された「misdo meets WITTAMER ヴィタメールコレクション」の「ショコラ サンバ」(画像: ダスキンの発表資料)

 ダスキン(東証1部)は今2022年3月期を、「2.4%増収、31.1%営業増益、10円増配50円配」計画で立ち上がった。だが第1四半期開示と並行し早々に、「3.5%の増収(1592億円)、50.5%の営業増益(70億円)」へ上方修正。通過した第2四半実績は、修正後の中間期予想「790億円、44億円」に対し、「(前年同期比)8.3%増収(802億1300万円)、123.7%営業増益(63億4600万円)」。かつ通期配当予想を73円に増配した。

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 正直、第1四半期開示早々の上方修正には「?」を持つ。今期計画の積算に当たり、「足元の環境等を見据えた、正確な積み上げがなされなかった」と捉えるからだ。ダスキンに関し、改めて調べて見ようという気になった。

 前期は「3.4%の減収、29.3%の営業減益」と落ち込んだ。16円減配の40円配当。ただ掲げている「配当性向50%以上を上回る69.9%」は評価したい。

 前期は一口で言えば、清掃用具のレンタルを主軸とする訪問販売グループが「コロナ禍」の影響を受けた結果の低迷。訪販事業は前年比5.1%減収となっている。ただそうした中で売り上げ規模は訪販グループの35%程度にとどまるが、フードグループは0.8%の増収(365億6000万円)と踏ん張っている。今期中間期でも訪販の(前年同期比)3.6%増収に対し、24.9%増収と伸長している。

 ダスキンがフード事業に進出したのは、1971年。故創業者:鈴木清一氏により化学雑巾を取り扱うサニクリーンとして始まったのが1963年(翌年、現社名に変更)を勘案すると、草創期間もない時期での進出だったと言える。いわば歴史を積み重ねダスキンの第2の事業柱に育ってきたフード事業の現状は、どんな状況なのか。

★ミスタードーナツ店: 960店舗。

★モスフード店: 1店舗。モスバーガーとミスタードーナツのコラボレーションショップ。

★ベーカリーファクトリー店: 4店舗。

★パイフェイス店: 4店舗。オーストラリア発のパイの専門店。

★かつアンドかつ店: 16店舗。とんかつレストラン。

 ダスキンではフード事業に関し、「今後も拡充」の構えを見せている。ここにきての拡充は「ネットで来店前に注文/時間指定も可能なテイクアウト」に要因が求められるが、出前館との提携によるデリバリーに注力の姿勢も興味深い。

(千葉明)

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